120皿目 豚ハツの漬け焼き

 スーパーでたまに見かけるあいつをもっとおいしく。


 ハツ、つまり心臓のスライス。焼肉屋さんでは定番のメニューである。食べたことのある人も多かろう。しかし自宅で調理するとなると、経験者はそんなに多くないのではないか。

 焼肉屋さん同様、シンプルに焼いて塩コショウやたれで食べてもおいしいのだが、自分はひと手間加えることにしている。


 まずハツを用意する。スライスしてあれば楽だが、もちろん切り分けることもできるので丸のままでも大丈夫。ハツは中に血の塊があり、これと一緒に調理してしまうと生臭くなるので取り除き、よく洗おう。

 結果的にスライスのハツになったら、これをジップロック系の袋(薄いビニール袋でも、2重にすれば可)に入れ、調味料とともに揉みこむ。今回は「味噌を酒とみりんで伸ばして」とかいつものやつはやらない。焼肉のたれを使う。メーカーや味はお好みのもので構わない。それを1晩冷蔵庫で寝かせておき、漬かったらフライパンで焼く。これで完成だ。


 ちなみに鶏ハツでやってもおいしい。小さいので血の塊を取り出す下処理が少々面倒だが、ちまちま食べられるのでおつまみにとてもいい。近くのスーパーではレバー付きの鶏ハツしか売っていない? それは……ちょっと自分にはどうしようもないな。レバーは苦手なのでレパートリーがないのだ。

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