あんなのこんなのうまいもの

１１２皿目 鶏出汁ごはん

　お茶漬けの仲間とみせかけてアレンジ自在。

　お茶漬けの素の代わりに鶏がらスープの素を用いる。それにしょうがを少々。チューブでもいいのだが、生のものをすりおろして加えると風味がぐっと増すのでおすすめしたい。

　基本的にはこれで完成。おいしいのだが、白いご飯に薄い白～淡黄色のスープのみなので大変見栄えがさみしい。色どりが欲しければ刻みのりや小ねぎを散らそう。自分はお茶漬けの仲間として扱っているので、火を通さなければならない具材は避けたい。避けたいが、時間のある方は色々入れてみてもいい。

　味付けが鶏がらスープなので鶏肉は抜群に合うし、刻んだベーコンをちょろっと入れてもいい。ご飯とスープを鍋で加熱し、おじやっぽく作るのなら小松菜とか入れると野菜もとれるし、濃い緑色で目にもうれしい。卵なんて言わずもなが。最の高である。鶏ひき肉でも入れて親子おじやにするとなおよい。

　おいしいとわかってはいるのだが、朝食などにがばっとかきこむ為に作りがちなので自分がおじや風に作ることはほとんどない。時間があったらこのエッセイにも書いた、似非中華粥を作りがち。材料はほぼ一緒だ。時間が３～４０分くらいかかるってだけで。

　素早く済ませたい人はこっちの出汁ご飯にしようね。