32皿目 手羽元のさっぱり煮

 手羽元の食べ方ではこれが一番好き。


 鍋かフライパンに油を少々引き、手羽元を焼き色がつくまで転がしながら焼く。どうせあとで煮込むので、この段階では中まで火が通っていなくてもよい。

 色がついたら酒、みりん、しょうゆ、酢を入れてよく煮込む。分量は適当である。よくわかんない、という方はこのメニュー名で検索すると詳しい配分が出てくると思う。自分は煮汁をあんまり作るともったいないと思うので、半分つかるくらいに作って肉をときどき返しながら煮ている。煮詰まりすぎたら少しずつお湯を足して、また煮込んでいく。全体が濃い飴色になったら食べごろだ。調理に使うのはせいぜいサラダ油を少しなのだが、手羽元から煮だされる脂でなかなかこってりした感じに仕上がり、白飯にも酒にも合う。

 ただし、この段階では内側までしっかり染みているわけではないので、コテコテにあまじょっぱいのが食べたい場合はいったん冷やしてまた煮込んだりとひと手間加えたい。お酒に合わせるならそっちのほうがおすすめ。手間も時間もかかるが、つまみとしてランクアップするぞ!


 野菜との相性も良く、仕上がり直前に青菜を加えせてみたり、大根と一緒に似たりしてもおいしい。

 ゆで卵を一緒に入れて煮卵を作ってもなお可。

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