31皿目  トルコパン(後)

 実食編である。


 まず、動画で見たパセリバターで食べる。読んで字のごとく、溶かしたバターにパセリを混ぜたものだ。バターがないのでマーガリンで代用したが、なかなかいける。もともとパセリは割と好きなたちなので、いいかもしれない。

 

 次に、ひき肉を炒める。砂糖、酒、しょうゆで味付けをし、水分を飛ばしたら、トルコパンの例のポケットを開き、レタスとともに詰め、マヨネーズをかけて食べる。最高。ファーストフード店にこういうのありそうだ。困った点としてはひき肉の脂が端からこぼれてきたこと。次はもっと油を切ってから詰めたほうがいいだろう。

 ちなみにこのポケット、うまく膨らむのと膨らまないのがあって勝率は7割ほどだった。膨らまないとただのぺったらこいパンである。味は変わらない。やっぱり発酵不足だったのだろうか。いろいろ実験してみたい。


 最後に、トマトソース。以前作って冷凍しておいたトマトソースがあったので、ちょうどよさそうだなと思い解凍してみた。具は使用したカットトマト缶に、玉ねぎとひき肉だ。これを温めて、パンのポケットに詰める、あるいは失敗パンには塗る……もとい盛る。旨い。ピザやパスタを見ればわかるように、小麦粉とケチャップはケンカしないのである。チーズもあればなおよかっただろう。


 このように、可能性無限大なパンであった。

 欠点というよりむしろ長所なのだろうが、すごくおなかにたまるので、サイズ次第だが2枚くらい食べるとけっこうキツイ。

 もっと食べたいんだが……。

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