11皿目 中華粥

 本式の中華粥とはたぶん違うのだが、うちで便宜上中華粥と呼んで作っているものをここに記す。

 

 まず生米4分の1合をごま油適量で炒める。全体が白くなってきたら熱湯500cc、鶏がらスープの素適量、お好みでショウガやニンニク(チューブでよい)を投入し、米を軽くならす。あとは蓋をして30分ほど弱火で放置するだけ。お粥ができたらちょっと火を強くし、溶き卵をまわしかけ、卵が半熟くらいに固まったら完成。あればごま、刻みネギなどかければ尚可。


 旨い。旨いしかない。

 お粥はべたべたして嫌い、という知り合いもこれはうまいと食べていた。米に対して水分量がかなり多いので一般的なお粥よりは雑炊のように仕上がるのだ。もし蓋のない鍋やフライパンなどで作る場合、100ccくらい多めのお湯でつくるといい。

 ごま油が入っているがそんな量ではないので、なんだかおなかにやさしそうだし、とにかく温まるし、たった4分の1合の米でここまで「食べた」感が出るのもすごい。材料も少ないし。

 

 唯一にして最大の弱点は調理時間が長いこと。おなかがすいてから作ると我慢するのがかなりつらい。余裕をもって調理し始めることをお勧めする。

 「人待たせても粥待たすな」という言葉があるくらいだそうなので、出来上がったら速やかに頂こう。

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