あ と が き

 遂に第四部の最後の人物、源太陽編を書き終えた。


 極力会話文を避け、行動描写と心理描写に絞って書いてみたつもりだが、もっと深く書いてみても良かったような気がする。あくまでもこの男の物語は藤原貴斗等がどうして、早期の死を迎えなければならなかったのか、ADAM&ARM・Projectがどのように物語に関わっていたのか、その真相を解き明かす為に書き上げた物。


 源太陽の取って来た行動が起因して多くの者を不幸に落としてしまった。しかし、その逆もあった。そのProjectがなければ、藤原貴斗、藤宮詩織、隼瀬香澄、柏木宏之も、涼崎春香も死なずに済んだかもしれない。


 だが、その研究がなければ、涼崎姉妹も、結城兄妹もこの世に誕生しなかったかもしれないのだ。その様な多くの矛盾を孕んだ物語。その結末は何処へ向かうのだろう。


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CRoSs☤MiND ~ 背負いし咎の果てに ~ 第 四 部 源 太陽 編 DAN @daa_n

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