今までの第四部の編とは視点構成が少し違うSF+兄妹家族ドラマミステリー

初めて親の視点から始めるSFミステリーで物語の謎であるADAMが語られ、
中盤で事故でこん睡状態になった第二部主人公だった友達以上恋人未満のままの幼馴染と双子の妹が目を覚ますまでの日常葛藤劇。ボクシングを目覚めの願掛けとする物語の進行だがよく表現できていると感じた。しかし、ボクシングに興味のない人にとっては読みづらいかもしれません。
この結城家編も涼崎家編と同様主人公兄妹の出生の秘密が明らかになり親が二人を日本に残し自身の仕事のため長期海外出張していた理由も判明する。
本編で物語は完結しないし兄、将臣と妹、弥生では望む答えが違うようで第五部でどの様に締めくくるか楽しみです。