閑話6 文化祭/4(三日目)



ちょーお久しぶりですね。

そんでもって超短いです。

ご了承くださいご容赦

ください。


いよいよ楽しかった

文化祭も最終日。


最後は夕暮れに花火とかも

やらはるみたいやな。


前半の仕事が終わった後、

着替えて体育館で

ミスコン・ミスターコンやな。


うーん、複雑。


綺麗って言われんのは

嬉しいんやけど…


お母さんの、顔とか…

悪口が、浮かんでまう。


…まぁ、俺の考えすぎやな。


無心でコスプレメイド執事給仕する。


ま、慣れたもんですぐ終わる。










「はぁ、恥ずかしいわ…」


遊「気にしない気にしない。

 ほら、メンズメイクしたげるから

 ちゃんと鏡みて」


「…はい」


くすぐったい。


髪を整えたりもすんねんな〜。


後ろでまとめて、おさげも編んで。


俺の今回の服装は皆が選んだ和装。


着物だけじゃなくて、

羽織も着るんや?


って、なんで知らされてへんねん。


まぁええんやけど…










「はい、ありがとうございましたー!

 ただいまのクラスは一年二組、

 赤色のカーディガンもカッコよかった!

 次は、一年三組です!どうぞ!」


俺と平松が揃って壇上に出ていく。


ここからはもう恥ずかしくて

無我の境地やったから

ダイジェストでお送りします。




女子の歓声や黄色い声と、

男子のおぉ…というどよめき。


壇上で俺達はお互いに向き合って、

それぞれの決められたポーズ。


更に増す興奮。


あ、平松耳赤ぅなってる…

パフォーマンスを終えて、

司会の人からインタビュー。


正直…頭、真っ白んなっとって、

何話したんか覚えてへんくて…


でも、司会さんの鼻息が

すごく荒かったんは覚えてる。







side???


何、あの人…すっごい綺麗。


本当に男性?


…声は高いけど、

ぎりぎり男の人っぽい。

そもそも女装・男装コンじゃないし。


世の中には、すごい人がいるなぁ。


プチ家出のつもりだったけど、

ここにきて良かったかも。


想像以上に楽しかったし、

あんなのも見れたし。


はーあ、また怒られるんだろうな…


帰るの憂鬱だなー…。

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