第22話 次のコラボはハルキくん?
短めかも?
翌日
「収益化の申請せんとなぁ」
大体の条件は揃てるはずやし、
そろそろ本格的に仕事にしていきたいしな。
項目を達成しているか確認して、
「収益受け取り」を有効にする。
Metoobeパートナープログラムの
規約を新家に読んでチェックを入れて同意した。
Goggleアドセンスアカウントも作成。
そして申請した。
「ふぅ、これであとは大体1ヶ月後やねぇ」
審査の結果がくるんが1ヶ月後やから、
それまで動画配信しながら待たなな。
「リクエスト多いんは、歌ってみたと雑談と
えーえすえむあーる...?」
わからへんかったから調べる。
「えーと何々...
ASMRは人が聴覚や視覚への刺激により
感じる、心地良い・
頭がゾワゾワするといった反応、感覚。
読み方はエーエムエスアールや
アスマー、アズマーなどが
広まっている、と」
ほへ〜。
初めて知ったなぁ。
ん?俺はこれ何をしたらいいんや?
疑問に思ったので、Metoobeで「ASMR」と
入力して調べてみた。
...したら、普通っぽいやつから、
顔が赤なってまうようなものやらがあった。
「わざわざマユキにリクエスト
するって事は...
まぁ後者、やんなぁ...はぁ」
あかんあかん、考えるだけで顔が熱い。
「う〜ん...ん〜む...考えとこ」
《遥希side》
昨日、蓮がコラボしてた。ちょっと悔しい。
嘘、めっちゃ悔しい。
俺が蓮と一番にコラボしたかった。
漣先輩スキンシップ過剰過ぎじゃねぇ?
ちくしょう、過ぎた事はしゃーねぇ。
俺が蓮について決められるわけじゃない。
強制なんてそもそもしたくない。
そんで朝、
収益化の条件満たしたから申請するっつう
NINEが蓮から来た。
実は俺も条件は満たしている。
すぐに申請して、
なるべく同じタイミングになるよう願う。
そしたら同じタイミングに申請通ったよ!
的な感じにコラボ出来ねーかな?
まぁくよくよ悩んでも仕方がない、
直接言う方が圧倒的に早いな。
ポチッとな。NINEを送る。
《 渡辺 蓮 ○ ☎︎ ≡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・
・
・
・
次、コラボしねーか?>
既読 俺はしたい
<ええよ!一緒にコラボしよ
<ハルくんとコラボ、楽しみやねぇ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
+ [◎`] ⬜︎ (Aa ☺︎)▷
すぐに既読がついて、快諾してくれる。
はぁ、
俺は蓮の優しさに甘えちまってるのかもな。
俺が蓮を支えなきゃって、
思ってたんだけどな。
優しーからな...蓮。
《蓮side》
ついさっき、
ハルくんからコラボのお誘いあってん!
嬉しいわぁ。
ハルくんと一緒に配信するん
ほんまに楽しみやなぁ。
俺なんかとコラボしたい言うてくれるもん、
ほんまハルくんはいつも優しいんよね。
...でも、俺なんかって言うたら
ハルくんにも失礼か。
前に自分を卑下したらあかんって
真剣に叱ぅてくれたし!
そこから考え直さなあかんね!
ところでお昼ご飯、どうしよかな。
最近冷えてお腹の調子も
ちょっと悪なっとるし、
優しい感じのもんでええかな。
ハルくんは本社に用事やし、
自分のだけやからな。
冷蔵庫を覗き、何ができるか考える。
白系野菜と卵の出汁雑炊かな?
簡単にできるし、優しいし。
そうと決まれば、
早よ作って食べて仕事に戻ろか。
ささっと残ってあったお米を使って作る。
白菜とか大根とかの野菜を
一口サイズに切っていく。
たまたま残ってたえのきたけも入れよかな。
鍋で先に野菜とえのきに
出汁加えて中火で温める。
煮立ってきたら蓋して弱火で数分ことこと。
ご飯入れて、同じ工程を繰り返す。
最後に火ぃ止めて溶き卵入れて
余熱で半熟になるまで蓋閉じて待っとく。
作り終えた雑炊をお椀によそい、
ねぎをぱらぱら。
ほんのりと温い木のお椀を抱え、
匙を口に運ぶ。
「あちち」
ちっと熱かったなぁ。
ふぅふぅと息を吹きかけて冷まし、食べ終える。
「ふぅ、ごちそうさまでした。
片付け、片付け〜」
鍋や食器を洗いながら独りごちる。
「ん〜、よし。
動画は上げたし、告知もしたある。
午後十一時から生配信やから...
それまでに洗濯物取り込んで、
二階の掃除しあげなね。今日の夜ご飯は
何しよかなぁ?
ハルくんも食べる日やからねぇ…
どうせやったらハルくん父さん達も呼んで
鍋とかしよか?
せや、しゃぶしゃぶとか久々にしたいなぁ。
よし、そうしよか
(※大智さんは遥希の父親)」
NINEでハルくん両親とハルくんに連絡を取ると、
いいね!と即了承をくれた。
頑張って仕事までに英気養わななぁ。
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