第15話 後編 ましゅまろ食べよか
ましゅまろとは、
それ専用アプリにて視聴者さんの
質問やリクエストを集め、
それに答える奴やと俺は思てる。
違かったかな?ま、ええか。
「えっと...
どんなやつが沢山望まれてるんかなとか、
僕はわからんから...ランダムスロットに
任せてみよて思ってます」
コメント:
・はっ、完全なる運って事か
・へっ
・くくっ
・ふはははは
・何もんだおめーら
・多数送ってたりしないわよね
・ぎくーーーーーーーっ
・デジャヴ感
・あれ、見た事あるぅー(棒)
・そ、そそそそんな事
しししてるわけな無いだろははは
・動揺しすぎワロタ
...
「んふふ...まぁ、嬉しいからええよ。
じゃあ...スロット、スタート」
今、皆の画面には
スロットの高速回転が写っとる筈。
止めるボタンとかはなくて、
自動で止まるタイプ。
コメント:
・下世話な奴案外すくねーな
・あるっちゃあるけどな
・けっ、誰だよこんなの送った奴
・......。
・www
「お...ゆっくり止まって来たなぁ。
どれどれ...
『ファンアートはおっけーですか?』
最初っから特殊な奴?来たなぁ...
答えて行くで...全然OKやよ。
基本僕は、誰かに迷惑をかけ無い場合は...
なんも規制せんとこって...思てます」
コメント:
・優しいマユキ君に描いちゃろう
・かもんかもん
・えっっっな奴頼みたい
・猛者がいるwここで頼むかぁw
・...良いだろう
・答える奴もいたwww
...
「えっっなやつ?...んー、
どういう意味かわからんから
今度ハルくんに聞いてみるわな」
コメント:
・公開処刑ww
・マユキちゃんやめてくれぇぇええ
・やめといた方が良いと思う
・ハルキも多分困るよな
・そうね まぁここでいう奴が悪いのだけれど
・それはそうだな
...
「ハルくん困るん?じゃあ、やめとこ...
まぁ、気ぃ取り直して次のましゅまろ。
スロット、スタート」
勢いよく周りだしたスロットは、
数秒後に止まる。
「ふんふん...
『Vtooberになったきっかけ』かぁ」
コメント:
・おっ、聞きたい聞きたい
・聞きたいなー
・私のやつ?私のやつ?!
・こんなのいっぱい送られてるんじゃないの?
・確かにそうね(´・ω・)
...
「んん〜...端的に言ってもうたら、
お金を稼ぐ方法を探してたんやね...
こう言うと、人聞きめっちゃ悪いなぁ...
まぁ、僕て...歳の離れた妹と二人暮らしやねん。
だから、急いでたのもあるかな」
コメント:
・良い子
・素晴らしい姉妹愛
・百合か?百合なのか!?
・いや、マユキ君がお兄ちゃんという線を
忘れちゃダメよ
・むむむ...
...
「ま、まぁ...次、行こか。
スロット、スタート〜。...止まっ...たな。えー、
『男の子ですか?女の子ですか?』
んんん...んー...ノーコメントで堪忍してな」
コメント:
・気になるぅぅぅ
・くそっ、俺のエクスカリバーが望んでいる...!
・どういう意味?
・適当だろ
・えー、性別ちょう気になるんだけど
・ミステリアスなとこも好きさ!
...
「答えられんで、ごめんな...
じゃあ、次の質問は...
『大好きです』嬉しいなぁ。
僕も僕を見てくれてるみんなの事、
ぎょうさん好きやでな」
コメント:
・今日も俺の推しが可愛い
・大好き
・Ilove you!
・はっするはっする
・ぁぁ...ばあちゃんが手を振ってるぜ
・ここが天国かぁ
...
「死なんといてな?!
僕よかよっぽど心配やんか...
まぁ、気ぃつけてな...?
よし、つぎのスロット...
止まった。『ファンの呼び方って決める?』
ん〜、あったらいいな...て思うけど。
募集しよか!なんか良えの思いついたら
ぽんぽん送ってな?お願いします」
コメント:
・温灰
・小灰蝶
・燃えカス
・白繭騎士団
・マユキ親衛隊
・火種
・種火
・炭
・スミナー
...
「ん〜...ここでは全部見切られへんし、
選びきれそうも無いから...今度、
それ用の配信しよか。ごめんな...
じゃあ、次行こっか。
えー...『絵師さんだれですか』
友達の新米イラストレーターで、
今も仲良くしるで。ハルミって名前の子や。
また頼らせてもらうかもせぇへんなぁ。
ハルミちゃん、絵得意やしなぁ」
コメント:
・リア友かぁ
・新米?それにしちゃ絵柄綺麗
・ネットで見た事あるわ
・くっ
・羨ま
・でもハルキも多分同じ絵師さんだよね
・兄弟(兄妹?)みたいに見えるわよね
...
「そうやねぇ...この前、マネさんにも言われたっけ、
きょうだいみたいって。
...さぁ、次が時間的にラストかな?」
コメント:
・いやだーーーーっ
・もっと声を聞いていたい!
・いやだーっさん嫌われるぞ働かせすぎると
・申し訳ありませんでしたッッッ!
・仲良いわねあなた達
・あぁ...みじけぇなぁ
・時間だけ見れば長いのになぁ
・体感時間ちょうみじけぇ
...
「じゃあ...次の配信もきてぇな?
ラストは...『好きって囁いて』」
コメント:
・ふぉぉおスロットないすぅぅううう
・キタキタキタアアアアアアア
・切り抜き班!!
・落ち着けオメーら!
あああああああああ!!!
・落ち着けてねーーーwww
...
「そ、そんなに...?あっ、せや。
これが使えるんとちゃうかな?」
がさごそ、がさごそ。
コメント:
・?
・この感じは...マイク外してる?
・ドユコト?
・言った事的に特別な機器使うとかじゃないかしら
・特別な、、、「囁いて」、、、?
・ハッ!!
・binaural!!!
『んんっ...行くで?「...すきやよ」
...じゃっ、じゃあ!また次の配信で、会おな!
はずかし...』
コメント:
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・...ふぁぁ
・、、、ひゃぁぁ
...
[この動画は終了しました]
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます