土地神様がポップな感じ……親しみやすさが感じられて、「花かけだなぁ」と思いました。冬原さんの持ち味を作品から読み取ることができる丁寧な描写、読んでいて嬉しくなります。
朝香は、神様よりも人間味が欠落した印象を受けますね。執着を知らない人なんているのかな……? 執着を忘れられたらそれは解脱ということになり、そりゃあ常人じゃないよなぁなんて、ラストページを読みながら思いました。
更新お疲れ様でした! 続きもお待ちしてます。
作者からの返信
松下さん
返信が遅れて申し訳ありません。10話も読んてくださり、コメントもありがとうございました!!
土地神様のキャラクターに触れていただけてて嬉しいです! 花かけは「サブキャラ」と呼ばれる存在がその1話限りにしか登場しないため、印象に残る個性を付与できるよう頑張っています。
そして問題の朝香ですね。ユウを主人公とおいてきた花かけでは、あまり「細波朝香」という人間の内面に触れてこなかったと思います。明が消えたことによって、それが露骨に現れてきました。
朝香は執着を知らないのか、持たないのか、それとも……その部分は、また続きで語っていくので、楽しみにしていただけたらと思います🌼✨
本当に毎度ありがとうございます!! そう遠くない時に、続きもお届けできると思います。
拝読させていただきました。
今回のお話は、とても静かな空気を感じます。
何というか、これまでは「そっと囁かれて、心に染み渡る」感じでしたが、「水面に水滴をゆっくりと一滴ずつ落とし、その波紋を見ている」そんな感じがしました。
朝香は何かが欠けているのでしょうか。
でも、明がいなくなり、何とかしようとするユウと、心の折り合いをつけようとする朝香とは、真逆の思考でありながらも、気持ちの根っこの部分は同じなのではないかと思います。
今回の章で、朝香が新しい価値観に触れてどう変わっていくのか。
続きを楽しみにお待ちしております。
(私の勝手な感想ですので、解釈が違っていましたら申し訳ございません……!)
作者からの返信
下東さん
返信が遅れて申し訳ありません。10話も読んでくださり、そしてコメントもありがとうございました!🌼
とても素敵な言葉でこの話を表現していただき、とても嬉しいです。解釈違いなんてとんでもありません!! 私の物語が下東さんの心に届いているのだな、と本当に喜んでおります。
朝香の人間性は、そうですね。今まであえて語ってこなかった部分なので、「明がいなくなって漸く、読者にも朝香という人間が違和感として映ってくる」という感触になっていると思います。何かを諦めている朝香、しかし根っこの部分はユウと同じ……まさにその通りです。
この先彼の何が明かされ、どう変わっていくのか。楽しみにしていただけたらと思います。
編集済
久しぶりに読んで、「あぁそうだ、明は消えたんだ……」と思い出しながら切なくなりました。朝香も深層では寂しい気持ちはあるのかもしれませんが、物事を諦める癖が付いてしまい、感情が表面化しないのかもしれませんね。盲目という障害を抱えているゆえの処世術なのかもしれませんが、それが他の人との間に距離を作ってしまっているのかと思うと切ないですね。
ユウと朝香、それぞれの旅路はどこに向かうのでしょうか。続きも楽しみにしています。