コメント失礼いたします。
とてもステキなお話でした。
自然とどう付き合っていくか…
主のような生き物が多ければ良いですが… 難しいところです…
私が住んでいるところは、とても自然豊かなところで
東京に程近い場所ですが、自宅から少し歩くと里山環境が多く残っています。
そんな自分の街と今回のお話が重なって見えました。
あの森の中に主が、泉水が、もしかするといるかもしれない。
そう思うと、普段見慣れた里山も、ちょっと違って見えます。
物語の丁寧で優しい描写がそうさせるのでしょう。
現実の世界にも読者の心に幻想を抱かせる物語。
この作品は「ファンタジーは、こうあるべき」という
一つの答えを示していると思います。
引き続き読み進めさせていただきます。
作者からの返信
下東さん、引き続きお読みくださってありがとうございます!
いつも色々なところを拾ってくださるご感想、本当に励みになります。
今回のお話の主題はまさに「自然」に対する「想い」だったので、下東さん自身の記憶とリンク出来たことが本当に嬉しいです。自然の多いところに住まれていたのですね。私はというと逆で、”どちらかというと都会寄り”の場所で生まれ育ちました。ですが、自然へ思いを巡らせることは好きで。
その思考から生まれた表現たちでした。お褒めの言葉痛み入ります。
ちょっぴり現実にもありそうな、現実寄りのファンタジーを念頭に書いているので時に「これはファンタジーとして足りているのか?」と思っていました。そのお言葉で安心しております!!
本当にありがとうございます。私の方がかなりスローペースの読みですので、下東さんもご無理はなさらず、ごゆっくりお楽しみくださいね✾
とても美しいお話でした。幻想的な森の描写はもちろんのこと、人間と動物、精霊という種族を超えた絆が感じられて。
描写が丁寧なおかげで風の音や木漏れ日などが五感で伝わってきて、自分が実際に森を探索しているような気分になりました。どの描写も美しかったですが、3-2の、「時に呼吸へ意識を向けたら〜」の2フレーズがとても好きです。こうやって作品世界に浸れるところが描写の多い作品の魅力だなぁ……と感じ入っています。
主様は立場上容易に本心を表せないのでしょうか、彼の優しい心根は精霊や人間にも伝わっているのだと思います。
人間が森に入れなくなっても、朝香の写真を通して、彼らの絆がいつまでも残り続けてほしいですね。
作者からの返信
瑞樹さん
こんにちは! よんでくださって、そしてコメントありがとうございます。
嬉しいお言葉の数々、とても励みになります。今回は頭に浮かんだ風景を言葉にすることに、特に力を入れていました。種族を超えた絆、「想い」という点もテーマの一つだったので、注目していただけて良かったです!
主様は三太くんはもちろん、泉水さんにも誰にも想いを明かせませんが、周りはきちんと分かってくれている……それだけで彼の救いになっていると思います。
特に三太くん、大人になってもこのことを忘れないでいてほしいですよね。私もそう願っています。