編集済
企画参加ありがとうございます。
途中の話はよかったのですが、
「起承転結」の結だけ......
せっかくいろいろと持ち上げた話、
かつてストリートで出会った人との再会。
ここまで熱い展開で持ち上げたのに、尻切れトンボで終わってしまったのが残念でした。
途中盛り上がった熱量を発散させてくれない感じで今一つです。
コメントを拝見した感じ、筆者様としてはこの気づきそのものがよかった。という事を言いたかったのだという事は理解しましたが、「なんだかなぁ」でした。
作中ではないですが、「しらけた」感じです
とりとめのない感情をとりあえず書きました。
作者からの返信
愛のあるコメントをありがとうございます。
結論に関しては、対外的に何かが起こるよりも、自分の中で何かに気付くという内向きな感じがしらけちゃうのでしょうかね。
私としては、「敷かれたレールの上から降りて自分の道を見つける」という結論が好きなんですよー
爆発力があるオチを考えて、次の作品に活かしたいと思います。
鍛錬しますので、機会があればまた読んで下さい。
ありがとうございました。
思春期後半、もう大人だけれどもそれでいてまだ幼い人格――言い換えて未発達の人格、その正体に気が付いた人のお話。
私はそう解釈しました。
短編小説特有のキレの良い文章とグダらない文章は簡潔的で、まさにスマート。素晴らしい。
ただオチが納得いかない……いや、あえて口調を強めるならば「気にくわない」でしょうか。
生命力と刺激に溢れるストリートスマートだと気が付いた――うーん、この文章を読んだときに「たぶん、ラップはただ追い求めていた物の副産物なだけであって、真に追い求めていた物はこっちだったのか」という締めくくりなのでしょう。
ここで、私が問題とするのは私の解釈が合ってるとか間違ってるとか、そういうものではなくて、“爆発”がないことです。
終盤まで読んだ私は、期待しています。なぜなら散々な目に会った主人公は、タイミングよく大学の講義で興味深いことを耳にします。
それを聞いた主人公は自分にも活路はあるんだと調子を取り戻します。
この時点で主人公の地点は、マイナス→プラス、なのです。
であれば、物語の爆発はプラスで、ラッパーとして成功してやったぜ。という筋道が出てきます。そのほかにもプラスはいっぱいありますが。
しかし結局の終わり方は、どうもマイナスに傾いている気がします。
これではどちらの感情を爆発させればいいのか全く分からなくなってしまいます。
短編はオチで「ドーン」と読者を驚かす仕掛けが必要です。
長編と違い、半ばで盛り上がることが難しいからです。
だから、序破急の急をもってして、締めとするわけです。
その急がたった二行なのは……うん……。
ホラーではあります。短編のね。
マイナス、マイナス、怖い、悲しい、暗い、「後ろにいるよ」――ぎゃあ!
これがホラーのセオリーですね。
溜めた分だけのマイナスをたった一文で開放する。それが短編ホラーの面白みです。
しかしこの文には今まで初めから溜めてきた分を解放しきれていない。
何行もの文で描いた“設定”が流れている。非常にもったいない。
せっかく途中まで、主人公の東大なのになんか少し青臭いな、みたいな演出をしているのに。もったいない。
読者の感情を爆発させる。
今一度、考えてみてください。
総評、【人の心理的描写は上手くできているが、締めのところでその心理を活かし切れていない少し惜しい作品】とさせていただきます。
これからも執筆頑張ってください。
作者からの返信
丁寧な愛にあふれるコメントありがとうございます。
こんなに本気で読んでくださってめちゃくちゃ嬉しいです。
オチに関しては、爆発力にかけるのは仰るとおりかもしれません。ただ、私としては、回り道をしたけど本当に自分が求めていたものがわかったという点では超プラスなんですよね。
「読者の感情の爆発」という視点よりも「私が表現したかったもの」を優先させちゃって書いたので、次回からは読者の感情の爆発という視点も考えながら書いてみようと思いました。
謝礼をお支払いしてでも他の作品のコメントも頂いたいなぁと思えるようなコメントをありがとうございました。次も鍛錬してがんばります!
企画に参加して頂き、ありがとうございます。
読みに来ました。
結晶性知能と流動性知能、どちらも持ってたら強いですよね。主人公くんは東大卒なのですから、これからトモくんの下で流動性知能を身につければトモくんも越える人間になれると思いますよ。面白かったです。
もし良ければ私の作品も読んで頂けると嬉しいです。また機会があれば他の作品にでも寄せさせて頂きますね。ではでは。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
楽しんでいただけたようでとっても嬉しいです。
私は、主人公くんは東大卒の妙なプライドが反発して、悩んだ末にトモくんには合流せずに、「自分でやってやる!」ってなるのかなぁって思いました。
星埜銀杏さんの作品も読ませていただきますね!
Over40作者の本棚 の主宰の桁くとんと申します。
自分にない物を人は渇望し追い求めたくなるものかも知れませんね。
ベンチャーの社長となった元高卒ラッパーTOMO氏も、多分主人公が持っている自分にない物を羨望するのだと思います。
違った資質を持つ人たちが認め合えると非常に上手く事が回り出すのでしょう。
そこを繋いだのがヒップホップというのも趣き深いです。
ご参加ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
高学歴の人達の潜在意識になんとなくある偏見と憧れを自分とTOMOを通じて表現できたかなぁという気がしています。
次回も頑張って書きますのでよろしくお願いします!
企画にご参加いただきまして。
知能について考えるときには欠かせない知識ですね、ご紹介ありがとうございます。
いろいろ意見が寄せられていますが、読み切り短編という事を考えると、特に説明不足というような事は無いように感じました。
アカデミックの自分は、ストリートに敗れはしたが本当ならそんなものには負けるはずはない、そう思っていたところ後日に再会すれば双方それぞれ、自分には足りないところがあったと悟った、というお話ですよね。
そこにそれなりに爽やかさのような感動はあるので、細かいディテールは必須ではないと思いますし、むしろテーマがかなり込み入ったものであるだけに、まともに書こうとしたら中編くらいにはなりそうな感じですし。
簡潔に仕上がっていて、ライトに読みたい人にはいいと思いましたよ。
作者からの返信
ありがとうございます。
アカデミックとストリートの違いは私が好きで対立構造としてよく使うので、お役に立てれば嬉しいです。
オチについて様々なご意見を頂いておりますが、結局はエンタメとして主人公の快進撃を見たい方と文学的で内向きな作者の想いがズレた結果としての意見なのかなぁと感じております。
いつか本作品を長編にして書き直したいなぁと考えていますので、気長にお待ち下さい!