第三十九癖『光による、陰なる活躍』
「何とか逃げ切れたか……。ったく何なんだよ本当……」
無事にあの外人痴女を振り切れた俺は、大きく安堵のため息を吐きながら運転席のシートにもたれ掛かる。
まさか隠れ家がバレるなんて思わなかった。しかも警察じゃなくどこぞの知らない……いや、多分この剣の持ち主かもしれない女だなんて、空き巣を初めてから始めてのことだ。
どっから出したかチェーンソー、目にも留まらぬスピード……本当にアレは人間なのか? 確かに肉付きは良い方だったが、それが逆にありえねぇ。
今も心臓がバクバク動いてる。もしあの声が助けてくれなきゃどうなってたか……。腕を捕まれたら多分切られてたかもな。
「ハァイ、泥棒さん。あなたたちの助っ人が来ましたよん」
「うおっ!? びっくりした……もしかしてさっきの声の奴か?」
「そそ、大正解~。あたしは『
いきなり窓から顔をのぞき込んで来たせいで驚いちまったけど、この女……キャンドルが俺たちを助けてくれた奴だとすぐに分かった。てかなんつー小洒落た名前してんだよ。
そもそも倉庫から結構走ってきたはずなのに、こいつどうしてここにいるんだ? 息も切らしてる様子もないし、一体何者……?
「助けてくれたことは感謝するけどよ、お前誰だ? さっきの雰囲気からあの外人女と仲が良さそうって感じじゃないっぽいが……」
「ふふん、そりゃそうよん。あの子とは敵対関係にあるの。もっともあたし個人の話じゃなくて、もっと大きい組織間の話にはなるけど」
はぁ? 組織だぁ? そんなガキの妄想みたいなこと信じられ…………なくも無いのが現実だ。
俺らが逃げた後、倉庫がいきなり崩れたのを目撃してる。あそこを使う前に軽く下見しちゃいたが、すぐに倒壊するほど劣化してないのは調べがついてる。間違いなくこの女が破壊したんだ。
今まで盗んできた盗品は外人女ごとお釈迦になっちまったが、この
まぁ心配は後でで良いだろう。とにかく今はこの女のことを知らなきゃならん。敵になるか味方になるか……それは相手の出方次第。
「それで、お前の目的は何だ? わざわざ俺たちの所に来て盗品を壊すのが目的じゃないだろ?」
「それはね……あたしもその剣が欲しいの。だから敵に奪われる前にあなたを助けたってわけ」
「なっ……!?」
なぁ~るほどなぁ……! どうやら敵の敵は味方ってわけじゃねぇみたいだ。この女も剣を狙って来やがったんだ。
だとすれば交渉決裂だな。このお宝は誰にも渡す気はない。このまま別のとこに行くだけだ。
「悪いがこいつは渡せない。助けてくれてありがとよ。じゃあな」
「おっととと、ちょっと待って。確かにあたしは今あなたが持ってる剣が目的で来たけど、勿論さっきの子みたいに奪うつもりじゃないのよん? きちんと対価に見合う物を代わりに渡すのを約束するわ。間違いなく、イイモノよん」
「何……?」
俺がエンジンを再び吹かして出発しようとしたら、なにやら交換条件とやらを出して来やがった。
この剣と交換しても良いくらいの物だと? そんなもの他にあるわけ────無いこともないのか?
あの外人女が使ってたチェーンソー……アレは確かに俺が知るようなチェーンソーの形じゃ無かった。しかも無から取り出せる? 生み出せる? と来たもんだ。もしかするとこの剣よりスゴい物なのかもしれない。
おまけにこの女も見えない所から援護射撃をしている。弾の感じはあまり実弾っぽくなかった気がするし、倉庫だってブッ壊したんだ。まさかこの女も剣と同等の武器を持ってるってのか?
さっき言った組織間って話もちょっと気になるよな。推測だが、まさかこの女を派遣した組織はこういう武器を扱ってる組織……っていう線もありえるかもしれねぇ。
そうだとすれば、この持ってるだけでやる気と運動能力が上がるだけの剣よりも良い物も持っている可能性だってありえなくない。
この誘い……乗ってみるべきか?
「……詳しく聞いてもいいか?」
「そうこなくちゃ。じゃあ、一日だけ猶予を頂戴。明日のお昼にここへもう一度来るわ。その時にイイモノを渡してあげる」
「本当だな? もし来なかったらこの剣は渡さねぇし、来たとしても変なモン渡したらその時点で交渉決裂だからな」
「勿論。あたしたち“闇の聖癖剣使い”は約束を破らないわよん。必ず気に入るわ──そう、必ずね」
妖しい笑みを浮かべるキャンドル。こいつ……よく見ると結構美人だな。口調はともかくまるでその類いの女優みてぇに色っぽい。
こんな見ず知らずの女の交渉に乗るなんて、俺もバカだな……。無意識の内に色気に釣られちまったのかもしれねぇ。
その目を避けるようにそっぽを向いたら、もう一つ聞きたいことが出来た。それを聞くために振り向くが──
「そう言えばさっき言った闇のなんたら使いってのは何な……って、消えた……!?」
そこにはもうキャンドルの姿は無くなっていた。どこを見渡してもその色っぽい姿はどこにも見あたらない。
嘘だろ……顔を反らしてから戻すまで五秒も無かったはず。一体いつの間に移動したんだ? 音すら聞こえなかったぞ。
本当何なんだ……? まさかこの歳にでもなって狐にでもつままれたか? 不思議な体験をしちまっているのかもしれねぇな、ほんと……。
†
その報せはすぐに俺らの所にも届いた。隣町にある今は誰も使ってない古い倉庫が突然倒壊したってニュース。
行く先々で事故や事件がたまたま連続するなんてあり得ない。おまけに隣町にはメルが向かった場所だし、関連性を疑わないわけないだろ。
朝鳥さん家から出て、適当な飲食店に行こうとしていた俺たちはすぐに行き先を変更。GPSを使ってその場所へと行く。
「閃理。もしかしてメルが関わってると思ってる?」
「当然だ。こんな都合良く事故が起こるはずない。おそらく闇が来たんだろう」
助手席にいる俺は運転する閃理に今回のことについて意見を聞いてみる。やっぱり偶然だとは思って無さそうだ。俺も同じ考えである。
俺が迂闊なことをして闇に気付かれたように、朝鳥さんもSNSで変なこと呟いたりしてる可能性だってある。少なくとも可能性としては十分あり得ることだ。
じゃあ今朝鳥さんが剣を持ってないのは闇に奪われたから? もしそうなら色々と辻褄が合うような気がしてくるな。
でもそれなら何で闇は隣町に潜伏してるんだ? 盗ったらさっさと自分の拠点に戻っていてもおかしくはないはず。
「ああ、もうこんな時にこそ
「無茶を言うな。『無知聖癖章』の力は相当な物なんだぞ。例え低品質な聖癖章であっても効果は強大だ。最悪あと三日は何も出来ん」
くっそぉー……もうこの考えだって何度目か分かんないけど、ラピットのやつ許せねぇ! 聖癖章一個じゃ釣り合わない被害だぜ。
というか
不便さを嘆いていても仕方ない。ここはメルを信じて行くしかない。無事でいてくれよ……!
そうこう心配しながら今の町を出て隣町へ。目的地である倉庫はそう遠くない場所にあった──が、そこにはすでに大量の野次馬が人壁を形成している。
これを乗り越えるのは簡単だが、如何せん肝心なのは向こうのこと。すでに警察や消防の人たちがお目見えしているのも分かる。
「焔衣。俺はここで待つ。あいつを頼んだ」
「分かった。怪しまれないよう気をつけて」
その提案は賛成。俺は『目隠れ聖癖章』を使って姿を他人に認識されなくして事故現場へと向かう。何も出来ない閃理にはここで待って目印になってもらう。
さてと……こりゃひでぇや。トタンの壁や屋根だけじゃなく、金属製の柱がでさえもぐにゃぐにゃにひしゃげてる。これが崩壊する瞬間に巻き込まれてたら原型留めないだろうな。
辺りを見渡すと小窓があった。瓦礫の撤去作業をしている業者を避けつつ、そこから内部へと進入して捜索する。
中もひでぇや。建物全体を支える柱という柱を壊されて自重に耐えきれなくなった天井が建物内部を押し潰すように倒れたのが分かる。
取りあえず人目は避けれたから、俺はここで借り受けた『メスガキ聖癖章』のスペアを使って目的の人物を探す。
『聖癖リード・『メスガキ』! 聖癖一種! 聖癖唯一撃!』
「メルはここにいるか!?」
俺の予想じゃこの事態は闇の剣士が起こしたものだと思っている。閃理が真っ先にそれを疑ったように、俺も同じ意見だ。
そしてメルは剣の行方を追って目的地に向かった。そしてここがその場所だとすれば、最悪……いや、本当にそうだと限ったわけじゃない。
メールに返信どころか既読すら付いてないのが余計に不安を煽って来てるな。何はともあれいないって答えてくれれば良いんだけど……!?
【──いるよぉ。瓦礫の下敷きになってるよぉ】
「……ッ!? クソッ、最悪だ。今助けるぞ、メル!」
でも告げられたのは残酷な現実。信じたくはないがメルはやられちまったんだ。
許せねぇ……でも怒るより今はまず捜索が優先。少しでも間に合ってくれればメルの生存率は上がるはず。
このどこかにメルがいる。簡単に死ぬなんてことにはなってんじゃねぇぞ。絶対助ける!
細い隙間をくぐり抜けたり、時にはどかしたりしながら進む。時折聖癖章を使って居場所を特定させながら、ようやくその近くへとたどり着く。
【──この奥にいるよっ。ちゃんと生きてるよっ】
「生きてる!? 良かった……、メル! 俺だ、焔衣だ! 返事しろ!」
「……! 焔衣。助けに来てくれタ?
導いてくれた場所の前で名前を呼ぶと、声を出して返事を返してくれた。声からして元気そうだ。あぁ、安心して少し脱力するわ。
でもそんなことしちゃいられねぇ。俺は急いで目の前の瓦礫を動かしてその奥へと向かう。
「メル、無事か? って、お前これ……」
「これ、剣を盗んだ泥棒の盗品。これ守るためにここに残っタ。だけど出られなくなっちゃって困ってタ。でも何とかなりそウ」
そこにいたメルは、聖癖の力でバリアを展開していた。半球状のその中にはメル以外にも大量の物がある。
曰く盗品とのこと。どうやらあっちの町で流行ってた空き巣被害者の品々なんだろう。めちゃくちゃあるな。
この量だ。ここにくる道中は非常に狭いし危ないしで、正直人一人が通るのもやっと。俺たちが二人がかりでも持って運ぶのは難しいだろう。
でも……本当に良かった。とにかく今は助ける手伝いをしないと。
「出られるか? というかこのバリアはどれくらい持つ?」
「持って半日……もないかモ。でもメルが離れてすぐ消える物じゃなイ。一応、もう一枚張っておコ」
【聖癖リード・『巫女』! 聖癖一種! 聖癖唯一撃!】
バリアから抜け出したメルは、念のためと言って同じ聖癖をもう一度使う。巫女ってバリア張れるのか。これもいいなぁ……。
人の物を羨ましがるのは後でいい。とにかく今はここから出ないと。業者の作業で影響が出るのも困るからな。
一度通ってきた道を通って脱出。外は真っ暗だけどむしろ好都合だ。このまま誰にも気付かれることなく戻るぜ。
「閃理!」
「戻ったか。メル、無事か?」
「うン。剣、やっぱり盗まれてタ。取り返そうとしたら、闇の剣士来て倉庫壊されて逃げられタ。ごめン」
「別に謝ることではないだろう。お前が無事でなによりだ」
野次馬の壁から少し離れた所に閃理がいた。俺がメルを連れて戻ると、安心した様子を見せる。
しかし、もう闇の剣士が来ちまったみたいだな……。まさかまたクラウディやディザストなんだろうか? どうあれ厄介なことにはなるだろうけど。
「とりあえず戻るぞ。長居は無用だ。それに、腹も減ったしな」
「うン……。メル、お腹空いタ。早く何か食べたイ」
「今日は外食にするつもりだけどどこにする? メルは今日頑張ったっぽいし、好きに決めて良いよ」
「焼き肉! お肉食べたイ!」
えぇ──!? あーもう晩飯の決定権を譲ったらこれだ。すぐ肉肉言うんだから。
でもまぁ、倉庫の倒壊に巻き込まれただけじゃなく、空き巣被害者の盗品を護るっていう大義を成したんだ。今回くらい甘えさせていいだろう。
メルの我が儘に応えるために良いとこの焼き肉屋がないか調べたらわりと近辺にあった。んじゃ、そこで決まりな。
今日の主役を車に乗せて、新たに決定した目的地に急行。近場で事件が起きたのが関係してるのかは分からんけど予約してないのに運良く個室に入ることが出来た。ラッキーね。
早速注文を済ませて、肉が来るまでの間に俺らと別行動していた時のことについて聞き出すことにしよう。
「それで、剣は結局その窃盗犯が持ったままなのか?」
「うン。惜しいトコまで追いつめたけど、闇の剣士にいきなり見えないトコから狙撃されて邪魔されタ。何か泥棒に味方してたっぽイ」
「泥棒に味方……? いやまぁ、そいつが剣持ってるんだから、そりゃそうする…………っておかしくないか、それ?」
メルの証言だが、俺的にはちょっと違和感を感じる話だ。
何せ闇が一応は一般人である窃盗犯を助ける理由はないはず。むしろ剣を持ってるんだがら普通は奪うのが手っ取り早いんじゃないかって。
ふむ……まぁ、闇の聖癖剣使いのことだ。俺たちには分からないことを裏で計画しているのかもしれない。油断は出来ないが、今は一つの問題として横に置いておくことにしよう。
「泥棒の人……不適格の持ち主、剣の価値分かってる感じだっタ。色々と変なトコもあル。メル、それがよく分かんなイ」
「変なとこ? どういうとこよ、それは」
次にメルが頭を悩ます問題。聞くと剣の報復についての話になる。
適格者から剣を強奪したり、殺害すると剣が暴走して加害者を襲うという機能。それが何故か発動していないという話だ。
それもおかしい話だよなぁ。だって朝鳥さん、間違いなく剣のことは認知してるっぽいし、俺の時のようなことにはなってないはず。
うむむ、今回もまたイレギュラーだらけだな。さて、これらの問題についてリーダーはどう判断を下す?
「メル。窃盗犯が持っていた剣の形状は覚えているか?」
「覚えてル。
ふ~ん、朝鳥さんの聖癖剣ってそういう形してるんだ。結局俺たちはこっちの説明をするだけして、後は家事してまた今度──ってやっただけで、ほとんど何も聞けてないからな。
して、今のを訊ねた閃理。顎を摘みながら考えている様子。お冷やを一口含んでから、その口を開く。
「俺の推測が正しければ、その聖癖剣は【
「朝チュン剣!? あさ……朝チュン!? それ聖癖になるの!?」
「焔衣、うるさイ」
飛び出した銘に思わずええ──っ!? って心から叫んでしまった。
おとと、人は少ない上に個室とはいえ、こんな言葉を大声で言っちゃ恥ずかしいし迷惑になるな。自制自制。
しかし、まさか朝チュンの性癖を宿した剣とは……。まさか性格でも容姿でも、ましてや服装でもないシチュエーションまでもが聖癖として網羅されてるとは思わなかった。聖癖の許容範囲が広すぎる……。
「
「え……それ普通にメリットじゃん。それがどうして体調不良なんかに繋がるの?」
能力を強化する権能……? それのせいで朝鳥さんは体調不良を起こしてるだなんて、それちょっと矛盾してないか?
「あくまでも強制的に、だ。早い話がまやかしの元気を与える剣でな、常に絶好調を維持出来るからといって毎日夜更かしをして不摂生な生活をすれば体調くらい崩す。
「あっ、察した。ってことは朝鳥さんの体調不良は……」
「ああ。今まで
フッと笑う閃理。おいおい、確かに言うことはもっともだけど、依存云々はあんたも同じでしょうが……。
しかし
ってことは朝鳥さん、普段から良くない生活してるんだな……。まぁ、部屋の中の様子から何となく予想付いてたけど。
「それで、どうして報復が起きてないノ? その朝鳥って人、剣のこと認知してるんでショ?」
「おそらくだが報復は発動している。ただ、
「……は? それってどういう……?」
話は戻って報復の内容について教えてくれる……んだけど、今閃理が言った話に唖然というか、何言ってんの? って思ってしまった。
報復が──対象に力を授けるって、それ報復じゃないじゃん! むしろメリット中のメリットじゃねぇか!
なんて変な剣なんだ、
「しかしそれはメリットばかりではない。当然だが自分自身で力のセーブをするのは不可能だ。空気を注入する風船のように徐々に増していく力は次第に抑えが効かなくなっていき、最終的には──」
「
「うぉっ!? ビビったぁ……」
いきなり大きな声出すんじゃないよ。さっき俺に似たようなこと注意したばっかりじゃねぇか。
しかし閃理はメルの大げさな表現に驚くでもなく冷静に頷いた。おいおい……それマズくないか?
つまりは犯人は無尽蔵にエネルギーを入れられている状態で、今でこそ何ともないけどそう遠くない内にオーバーフローを起こしてしまうってことだろ。
破裂……は流石に盛った表現だろうけど、概念を操る存在である聖癖剣による報復がただのメリットだけで終わるものでもない。これ……ちょっと気を付けないといけないな。
「明日にでもなれば身体の違和感に気付き始めるだろう。最悪の事態になる前に回収する。報復により起こる被害も最小限に留めなければならない」
「そうだよな……。報復って最悪死なせるくらいなんでしょ? 自業自得でもそれは何としてでも回避して捕まえないとな」
「闇の剣士のコトも気になル。逃げられる時、後で
うーむ、考えるべき所は多いな。泥棒と闇の剣士がどういう関係なのかもはっきりさせたいが、今はこれ以上考えても解決には行かないだろう。
何はともあれ今はまず腹ごしらえだ。話があらかた済んだタイミングでようやく肉が運ばれてくる。
キラッキラに目を輝かせてテーブルの上に置かれる肉に釘付けになるメル。まさか生のまま食うなんてしないよな。流石にないか。
俺はビビンバ、閃理は冷麺を注文。よし、後はメインの肉を網に上げるぞ。
「野菜も食べろよな、メル。焦げるぞ」
「
「焔衣、そこのタレを取ってくれ。あと塩も」
「いや閃理それくらい自分で取れるでしょ!? ああもう!」
その後、俺たちは小一時間ほど焼き肉屋に滞在して肉に舌鼓を打った。
もっとも俺は我が儘言うメルに野菜を出してやったり、閃理に小間使いされたりであんまり手を付けれなかったが……たまにはこういう食事も良いもんさ。
養った英気は明日に持ち越す。一刻も早く剣を取り返さないと、犯人がやばいし朝鳥さんも浮かばれない。何より闇の剣士の動向も気になるところ。
はてさて、どうなることやら。何事も無いまま終わる……何てことにはならないよなぁ、絶対に。
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