なるほどそう来たか。

※レビューは内容勝負ということで星の数は適当です。 

最初にこのふくろうさんの『これからも君と朝日を』という作品を読んで、遡るようにこの短編を読んだのですが、まったく空気の違う短編がぶっつりと途切れるように挿入され、しかしどうやら同じ四月一日(わたぬき)という男を主人公にして描かれている。

ホラー、細かく分ければ不条理小説といったところでしょうか。何もかもが理不尽に壊れてしまう負のカタルシスに満ちた作品でした。