――人々が神を忘れた時代に、人間の少女として過ごす権利を得るダイダラボッチの太良つかさは、中学二年生の女子として武蔵野へ。そこで出会ったのは、中二病全開のクラスメートの菊地くんだった。つかさが背負うのは、あまりにも厳しい武蔵の地神様との契約。その壁を乗り越えることができず、つかさは悲しい経験を繰り返す。そして菊池くんとも驚きの展開に。はたしてつかさは、壁を越えることができるのだろうか?軽快な文章で綴るダイダラボッチの物語。思わずつかさを応援したくなる作品だった。