まだ、生きることを許された
僕は…生きている。
身体がところどころ透明になってしまっている。
それでも、ちゃんと意識はある。
「どうだい?少年。しっかり喋れるか?」
誰かに声をかけられる。
ずっと、だれが声をかけているのだろうと思っていたけど…
「さっきのねばねば?」
「ひどいなぁ…せめてスライムと呼んでくれ、その呼び方は汚らしいから。」
「わ、わかった。」
僕は、目の前のそのスライムと呼ばれる生き物が、深海から救い出してくれたのだと、直感でわかった。
ある意味、生きることを永らえさせられたわけだけど…悪い気はしなかった。
短編、深海のスライム @IronRaven2757
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