クラスメイト
ワクワクと緊張が入りまじりちょっと浮いた気持ちで教室に入った。
「ここで冒険者になるための勉強をするのか」
「そうだねー」
ミライナも緊張しているのか声が少し震えていた。
「とりあえず席に着こうか」
「そうだねー、、、えっと、席隣どうしだね!」
そういうと俺の手を引っ張り、席に行った
後ろの席を見るとチャラそうな男が座っていた。
男と目が合うとあっちから話しかけてきた。
「よっ俺はナシオっていうんだ!」
「俺はカイム。よろしく」
「カイムよろしくな!」
笑顔で挨拶してきた。チャラそうだが結構話やすそうな感じだ。
ミライナのほうに目を向けると
「聞いてたと思うが俺はナシオよろしくな!」
「私はミライナよろしくね」
互いに自己紹介して軽く会話をしていると、ナシオの隣の席に人が座った。
真っ黒なフードを被り顔がよく見えなかったが多分女の子だろう。
ナシオは隣の女の子のほうに目を向け、
「嬢ちゃん名前はなんていうんだい?」
女の子は一瞬肩を震わせてから、小さな声で
「わ、私はヒメナって言います」
とつぶやいき、うつむいてしまった。
「よろしくなヒメナ!恥ずかしがり屋さんかーかわいいな!」
ナシオはヒメナに色々話しかけていた。
ヒメナは話すのがあまり得意ではないのだろう。かなり困っているように見えた。
「そこら辺でやめてやれよ」
と忠告した。
「でもよー気になるじゃんか」
「しつこい男は嫌われるよー」
ミライナもあきれた口調で注意した。
みんなで話して、チャイムが鳴るのを待っていた。
キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴り、授業が始まるのだった。
妖精王になるとは言ったが、女になるとはきいてねぇ! @wataakusi
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