第76章 ゾルダー③

 ブシューン! ドッカーン! また相手には見えない卑怯な? 手口で1機を撃破した俺は、周りを見渡した。残りの戦闘機もキアヌたちが掃討しつつあった。俺たち人間と、新人類のヒューマノイド連合軍の大逆転勝利だ。残りは艦船のみだ。


 すると助っ人に来た戦闘機たちが、艦船に向かって一斉攻撃を始めだした。艦船をハチの巣にしようとしていた。


「おいおい、その船には、ゲバラも乗ってるぞ!」俺は思わず声を上げた。


 その攻撃を仕掛けさせたのは、ゲバラの命令だと後で知った。ドカーン! ドカーン! 船首部分が派手に吹き飛んだ。俺は破壊されていく艦船を凝視した。船内にいるゲバラが巻き添えに遭っていないか、心配だ。ゲバラが、無事であることを祈った。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る