第75章 俺たちは負けるわけにはいかねえんだ④

 ゲバラはレーザー弾の激しい雨を掻い潜り、艦のケツに突っ込んだ。目的はエンジンの破壊だ。航行不能になれば撃沈できる。ドッカーン! 4基あるエンジンの一つが派手に吹き飛んだ。


 衝突する直前、飛行装置を付けて脱出したゲバラは、スーパーマンのように飛び回り、艦船の迎撃砲を次々と破壊していった。Sガンマー波の照射装置も吹き飛ばした。これでまた擬態を使える。


「スレイユ、奴らに船を見えなくした。集中砲火を浴びせてやれ。俺は艦内に侵入する」

 ゲバラは無線を切ると、破壊口から中に侵入した。


 


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