第61章 殺るか殺されるか⑨
「くそ! おまえたちは5人の前進を阻め。あの男は俺が倒す!」
ヒムラーは怒声を飛ばすと、右腕のボタンを操作した。すると奇妙なボディースーツが現れて、ヒムラーの全身を覆った。
ガイガーにこき使われていたヒムラーは、強い野心を抱いていた。いずれはガイガーにとって代わり地球の支配者になろうと、この強化ボディースーツを密かに開発していた。このスーツあれば、ガイガーにも勝てるはずだと。機が熟する日までは隠しておくつもりだったが、掃討に失敗すれば自分の首がかかっている。
「なるほど、戦闘ロボに変身ということか。キド、おまえたちは兵士たちを片付けたら、マルコたちと合流して撤退しろ」
ゲバラは、アイアンマンモドキのような姿になったヒムラーと対峙した。そして攻撃を仕掛けるとみせて、前方に駆けた。
「逃がしはしない」
ヒムラーが声を飛ばし、飛行ロボのように追ってきた。
二人の激しい撃ち合いが始まった。
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