「桜の丘 女王伝説」 あとがき
作品中の二人の姉妹が暮らす街は、私の亡き母が育った横浜市中区の
根岸線山手駅周辺です
駅前にある「立野小学校」は母の母校になります
横浜育ちの母は、戦後広島に嫁ぎました
その後、亡くなるまで広島暮らしでしたが晩年は、いつも横浜を懐かしがっていました
横浜のシーンでは年老いた母を連れて山手駅周辺を散策したことを思い出しながら母の面影を偲んで書いてみました
「弥生のクニ」は佐賀県の「吉野ケ里遺跡」をイメージしています
「少年はやと」と姉妹が出会った丘は「北墳丘墓」と呼ばれる王墓群で盛土の下は
立派な資料館となっており、発掘時のままの甕棺が展示してあります
「少年はやと」もここで眠っています
また丘の麓の森の中には「日吉宮」と呼ばれる祠があります
この祠の裏に洞窟があるという設定にしてみました
考古学ファンの私は、この森が以前から気になっていましたが近々発掘調査が行われると聞きましたので何が出土するか期待しています
「弥生の大桜」は岡山県真庭市別所の「醍醐桜」がモデルです
あのNHKの「新日本風土記」の冒頭に出てくる、丘の上の雄大な一本桜です
この大桜の樹下には小さな祠があります
手鏡の確認はしていませんが作品では龍神様の祠としました
今ではすっかり過疎の村ですが大桜は地元の人々に大切に守られており
開花時期にはたくさんの人で賑わいます
桜咲く時期には是非お立ち寄りください 雄大な「大桜」と「弥生の女王ゆき」
が丘の上でお待ちしております
私の希望ですが この作品をたくさんの方々に読んでいただき 更に映像化できればこの上ない幸せであります
いつの日か「邪馬台国」の遺跡や「卑弥呼」の墓が発見されることと思います
その日を待ち望みながらこの作品を終わりといたします
最後までお読みいただきありがとうございました
広浜 さち
桜の丘 女王伝説 広浜さち @hirohama
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