新しい人生の始まり
「生き返ったぞ。おい、大丈夫か。とし君…よかった。」色んな言葉が聞こえてきた。しげ君?ってことは…自分は、男子なのか。訳も分からず、混乱していると母親らしき人が色々持ってきた。スマホがあったので見ようとすると充電がなく、真っ暗な画面と誰かの顔が映っていた。え…これがじ、自分のか、顔!?そう思うと吐き気がして、結局近くにあった袋に吐いてしまった。これからこの顔で1年間暮らすのか…深呼吸して僕は新たな一歩を踏み出すことを決めた。
「ぼ、僕は…」キャラを考えながら接すると中々話しかけづらい。でも、本当の自分の体じゃないから好き勝手にしようと心を入れ替えるとだいぶ楽になった。えっと…僕の名前は、井下信(いのしたとし)…っていうのか。なんか聞いたことある名前だなぁ。来年高校受験なのかぁ。嫌だなぁ。僕は、教科書を見ながら思った。でも、なんでこんなにも良い家族なのにとしっていう奴は死んだのだろうと僕は考えた。
「1週間後は、学校行きなさいよ。」お母さんの声が聞こえた。僕は、行きたくないが、としの体のためにも行こうと決めた。
となりの席のお友達 深亭嶌ゑ(しんていしまえ) @ShinteiShimae0825
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