(3)茹でる焼きそば
【茹でる焼きそばの作り方】
調理器具:片手鍋、包丁、まな板
使う食器/洗い物:お箸、お皿 (カレー/シチュー用)
食材 (一人分):焼きそば(1玉)、キャベツ(1/6~1/8玉)、魚肉ソーセージ(1本)、マヨネーズ
調理時間:10分程度
材料費合計 (一食分):約87円
焼きそばって、料理初心者向けの料理ではありますが、意外と失敗しやすい料理でもあるのです。
普通の作り方をする場合、フライパンに油を引いて焼いていくわけですが、焼きすぎてフライパンに麺がこびりついて洗い物が大変になったり、麺や具材を焦がしてしまったり、逆に生焼けだったり・・・
ですが、この方法だったら、失敗知らず。
調理時間も短くて済み、洗い物も楽々です。
では具体的な作り方を説明していきます。
まずは鍋に水を入れて、火にかけておきます。
水が沸騰する間に、キャベツ1玉を半分に切ってよく洗い、断面を下にしてまな板に乗せます。
半分にしてから洗うのは、1玉のままだと大きすぎて洗いにくいからです。
使わない方の半分は、(購入時の)ビニール袋に包んでそのまま冷蔵庫に入れておけば、1週間~2週間程度はもちますので、また他の料理に使用してください。
半分にしたキャベツの1/3~1/4ほどを使いますので、ざっくり使う分だけ切って、残りは(水分をよく取ってから)ラップをして冷蔵庫へ。
これも1週間ほど持ちます。
断面が少し変色してしまった場合は、変色した部分だけ切り取れば食べられます。
余剰な水分を含んだ状態でラップしたり袋に入れると、すぐ腐ってしまいますので、注意してください。
冷蔵庫に入れず、外に置いておいた方が良い場合もあります。
1/6玉ほどになったキャベツ(使う分)は、適当に、食べやすい大きさにざく切りしておきます。
次に魚肉ソーセージですが、小袋とフィルムを剥がしてまな板へ。
どの道まな板は洗いますので、まな板の上で切っても良いですが、魚肉ソーセージの方はまな板を使わなくても大丈夫です。
この場合、フィルムの片側だけ開いて、フィルムの上で切ってしまえば、まな板を汚さずに済みます。
少し斜めに、5ミリ~1センチほどの幅で切ってください。
沸騰した鍋に、魚肉ソーセージ、キャベツ、焼きそばの麺、の順に入れていきます。
ここでポイントですが、後ほど麺を先にあげますので、麺を鍋の片側に寄せるようにしておくと楽です。
キャベツと混ざるような感じで茹でると、麺にキャベツが絡んでしまうので、取り出しにくくなります。
麺を投入したら、もう一度沸騰させ、再沸騰したところで火を止めます。
そのまま約1分半~2分ほど待ちます。
ラーメンなどの麺と違い、焼きそばの麺は茹でる用に作られてはいませんので、茹ですぎると麺が千切れやすくなります。
茹で時間は2分以下を目安にしてください。
2分経ったら、大きめのお皿に、麺だけをお箸ですくいます。
少し水分を切るような感じで。
多少の水気は残っても問題ありません。
麺をすくったら、魚肉ソーセージも取り出します。
お湯とキャベツだけになった鍋は少し放置しておいて、麺とソーセージの上から、焼きそばの粉 (粉末ソース)をかけて、麺で埋めるように軽く混ぜておきます。
湯気と麺に残った水分で、少し経つと粉がいい感じで混ぜやすくなります。
今度は麺を放置しておいて、鍋に残ったお湯を切ります。
キャベツが落ちないように注意しつつ、鍋のお湯を捨ててください。
ざるなどは使わなくても大丈夫だと思います。
キャベツの陰にお湯が残っている事がありますので、何度かキャベツをひっくり返す感じで、余分なお湯は残らないようにしてください。
また、今回は省略しますが、焼きそばと同時にスープを作る場合、この煮汁を利用しても良いでしょう。
鍋のお湯を捨てたら、また麺の方に戻ります。
お湯を捨てる数分の間で、粉末ソースがいい感じになっていると思いますので、ソースが全体に絡むよう、麺をよく混ぜます。
混ぜ終わったら鍋に残ったキャベツをお皿に移し、もう一度軽く混ぜます。
見栄えをよくするために、ソーセージとキャベツを少し麺の上に移動させて、完成です。
お好みで、マヨネーズ、鰹節、青のり、紅ショウガなどを添えてお召し上がりください。
個人的にはマヨネーズが必須アイテムです(笑)
簡単な汁ものや、冷奴、漬物などを付けても良いでしょう。
(簡単な漬物の作り方なども後日アップするかも知れません)
今回はレシピで魚肉ソーセージを使いましたが、普通のウインナーソーセージや豚肉でも作れます。
その場合はしっかり火を通さないといけませんので、キャベツと麺を投入する前に数分間 (茹で時間はモノによって異なります)、火が通るまで茹でてください。
魚肉ソーセージは生食可能なものですから、火を通す時間など難しい事を考えなくて済み、手軽で料理初心者の方にお勧めです。
また、魚 (特に青魚)に含まれるEPA、DHA (エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸)は必須脂肪酸ですが、体内で生成することが出来ず、年を経るごとにどんどん減少していきますので、必ず経口摂取しなければいけません。
効能としては脳の働きを助ける、簡単に言うと頭がよくなる、ボケや物忘れ防止になるものです。
魚肉ソーセージは、その意味でも有用ですので、「茹でる焼きそば」で是非積極的に摂取してください。
材料費の計算方法:
焼きそば 3食入り1袋 税込み87円 (1玉29円)
キャベツ 1玉 税込み109円 (1/6玉19円程度)
魚肉ソーセージ 4本 税込み153円 (1本39円程度)
※値段は全て、近所のスーパー等で買う際の参考価格です。
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