『あんぱんマンと コーラマン』

矢田誠一

第1話

あんぱんマンが まだ 無名だった頃

一人の

いや

二人の

三人だったか・・・・・



少年達は 連行された・・・・・・・。









テレビで、

その頃 少年達に とっては

にぎわってた 筈の ・・・・・・






ウルトラマン ショー



では なく、



まだ、

無名だった

あんぱんマンショーへ・・・・・・・。















ホールには



ある程度 沢山の 人が



集まって いたが ・・・・・・・・・





ショーは



始まった・・・・・・・。






しかし



少年が 覚えているのは



何故か ショーの 中身は




空っぽ・・・・・。







今でも



大人になった、




いや



年を 重ねた、

47に なった、




少年の ままの



おじさんが



覚えているのは



その あんぱんマンから



あんぱんを 貰った事 のみでした。









別に お腹が 空いて いた 訳では ありませ

ん・・・・・。







しかし 沢山の 人の中で



あんぱんマンから、



直接 あんぱんを



貰えたのは



たった 沢山の 人の 中で



二人。





一人の 男の子と



一人の 女の子が




その ショーの 中で




あんぱんを 貰えたのです。

しかし





少年は すぐに




食べて しまいました。




少年が 少し



大きくなり


年を 重ね



20底々に なった 頃



彼は



あんぱんマンから


あんぱんを 貰った事など



すっかり 忘れ・・・・・。



東京の 真夏の 中を





一人で 歩いて おりました。





一人の 友人を





亡くして・・・・・・。




そして、



山の 中で



又 あんぱんを 貰った のでした・・・・。




そう



東京の 山の 中の。




あるのです・・・・。




東京にも



山の 中が・・・・・。




東京の 山の 中の



農家の おじさまに



貰ったのでした・・・。




又 あんぱんを・・・・・。


その 山を 抜け



ある



とある 小さな 団地に



着くと





しゃがみこんで しまいました・・・。





もう 夜中でした・・・。




そこへ 大麻を



吸った様な




青年・・・・・。





倒れてる その 彼を



見て・・・・・




『何か



いる・・・・・???』




『すまない』




『コーラを・・・・・』




青年は コーラを どこかで




買いに



行って、





彼に 渡した・・・・・。



彼は コーラを 飲み



その場を 離れ



そう






神様を、 見たの でした・・・・・。










空に 大きく 広がった





雲の 様な 神・・・・。





そう




神話




ギリシャ神話に 出て来る様な






羊の 群れを



数えた



ギリシャの



人達が・・・




空に 浮かんだ 雲を




ゼウスと



呼んだ 様に、





その 20底々の 彼は 空に、




あんぱん、

一つと、



コーラ 一杯を




貰い



ゼウスを



見たのでした・・・・・。





東京の 真夏の



空に・・・・・。





時は 流れ、



貧しい人達が 増えて来た 時代に なると




その あんぱんマンから



あんぱんを 貰った 青年は 47に なり




身を 削り 貧しい人達に お金を 配り 始め

ました・・・・・。






あんぱんと コーラの 代わりに・・・・・





あんぱんと コーラを 飲むと 神様が 見れ

るよ・・・。



と言って・・・・。







彼は



そう あんぱんマンから ちゃんと



あんぱんを 貰う



権利が




あったのです・・・・・。






あんぱんマンは 舞台の 上から



じっと 見ていたのです・・・。




ちゃんと あんぱんマンに



なれそうな




子供を ・・・・・・・。







片方の 少女は・・・・・





唄い手と なり、




唄を 唄って いた。




そして




彼が 疲れている時




ラジオや



テレビや



今の パソコンから




唄い、




励まして いた。






彼は 彼女が その あんぱんマンから あん

ぱんを 貰った




少女とは 知らず・・・・・。



そして



彼は、



お金を 配り続けた・・・・・。





あんぱん、コーラで 神様付き

と・・・・・。




世の中は いつの 間にやら



あんぱんと コーラで



いっぱい・・・・・。





一人の 少女の 様な


娘と 結婚し



その あんぱんを 貰った少女が 唄う



歌の中で・・・・・。



そして、



世の中には



あんぱんと コーラと 神様が




増えて いったので ありました・・・。






チャンチャン

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『あんぱんマンと コーラマン』 矢田誠一 @yattyann

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る