安藤達海は喧嘩師である

第1話 プロローグ

"喧嘩師"それは、かつて日本政府が手を焼いていたヤクザ組織を日本から消した人間たち。

喧嘩師たちは喧嘩技と呼ばれる特殊な技を用いて自分たちの強さを証明した。

そしてその中な伝説と称される喧嘩師"新堂隆"。

彼はヤクザを1人で両手では数えきることのできないほど消した人間。故に伝説となった。

彼は「弟子も付き人も邪魔。」と言ったことにより、喧嘩師たちは安堵したとともに躍起になった。

新堂を超える。新堂を潰す。それが今の喧嘩師たちの目標だった。

しかしそんな目標はたった5年で消え去った。

何故か。それは至って簡単である。

弟子嫌い、付き人嫌いの新堂隆が弟子をとった。

その報道により喧嘩師たちは絶望に陥り、市民は驚愕した。

喧嘩師に弟子入りした人間と喧嘩師は喧嘩師を統括している"喧嘩師会"に登録しなければならない。

新たに喧嘩師会に名を連ねた少年の名は

安藤達海

伝説の喧嘩師新堂隆の弟子である。