《第一回オカン(男子)文学大賞》
『 空が晴れたので』
ロボットお姉さんとピクニックへ行く少年のお話。おねショタです!
作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816700429273797457
参加自主企画は以下の二つ!
・『偽教授孤食杯』
企画URL:https://kakuyomu.jp/user_events/16816700429273334786
結果&寸評URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054893829031/episodes/16816700429409126137
・『第一回オカン(男子)文学大賞』
企画URL:https://kakuyomu.jp/user_events/16816700429408188417
元々『孤食杯』のネタとして、三人の大学生たちがクリスマスパーティーをする話を考えていました。
三人それぞれが食べ物を持ち寄って、闇鍋と称し、暗闇で何かを食べるお話。ハルヴァ、
ただ、これは少し込み入った展開になってしまった上に、自分でもあんまり好きになれなくて、ボツに……
そこで、思いきってガラッと話を変えたのが、このおにぎりのお話です。
ただ、ハルヴァのお話もどうしてもしたかったので、別のお話として、成立させました。
その際、元々の1話のタイトル『春はまだ先』をそのままそちらで使っています。また、そのタイトルの『まだ先』から『だ』を取って、主人公を『
一方、
Webサイト原作の漫画で、『堀さんと宮村くん』という作品があるのですが、そこに矢代さんというお手伝いさんのキャラが出てきます。お手伝いさんというと彼女を連想してしまって……
ただ、パクりたくはなかったので、字を変えました。また、キャラクターも矢代さんとは違います。音が同じだけです。(つまり、パクりではなく、オマージュです!)
この字なら『ヤタイ』とも読めるので、食べ物小説らしくて(?)面白いかなとも思っています。
※このハルヴァのお話はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816700429460087720
※『堀さんと宮村くん』が掲載されていた
新たに考えるにあたって、おにぎりのネタで考えたのは、ピクニックへ行くお話。
以下の三つから生まれました。
①ピクニックなので、青空が鮮やかな話にしたい!
じゃあ、とりあえずSFにしよう!終末の空は妙に綺麗なので……
②強い女の子が好き!
でも、ピクニックでは強さを表しにくい……もういっそのことロボットにしてしまおう!
③しっかりしてる年下の男の子っていいよね?!お世話されたい!(という欲望)
あれ?これはオカン男子要素を一応満たしているのでは?…と思って、オカン男子文学の企画にお邪魔しました。また、年上男子のお話でも、もうひとつ書きたいなぁとも思っています。
また、サポートロボットなのに自堕落という設定について。
これには、私の思想が出てしまっています。
"ロボットに心は必ずしも必要ではない"
機械と人間の関係を描く多くのフィクションでは、機械の心がよく描かれますが、私はいつも少し違和感を感じます。
その理由は二つあって、まずひとつは心を人工的に再現するのが簡単ではないということ。心は複雑なものなので、人工知能の分野でも作るのは難しいこととされているそうです。
もうひとつは、ロボットに心を与えることのデメリットの多さとメリットの少なさ。機械に心を与えることが困難であるにもかかわらず、それによる恩恵が少なすぎると思うのです。
まず、感情のないロボットは効率的かつ長時間稼働の出来る労働力としていろんな分野で活躍することが出来ます。しかし、心を得てしまうと労働に苦痛を覚えるようにもなり、ロボットの利点が失われてしまいます。そういったことから物語の始まるフィクションは古今東西たくさんありますよね。
一方で、コミュニケーション相手として必要とされるロボットもあります。話しかけると言葉を返し、笑ったり泣いたり、人間のように振る舞うロボット。
ただ、そこに必要なのは心ではなく、言動です。感情を持ってなくても、持っているように振る舞うことが出来れば良いのです。ロボット自体が空っぽの心でも、人の心を満たせるような言動を行えれば良いのです。
……そういう"思想"で生まれたのが、屋代さんの設定です。
現在の人工知能も心がなくてもあるように振る舞うことができるそうです。
今後、心のことがより解明されていき、心を持つ人工知能を作る技術が作られることはあるかもしれません。そこから、どのようになっていくのか。ワクワクしながらも、私は私のスタイルで創作に取り組んで行きたいと思っています。
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