まず主人公(ヒロイン)の名前からして、ブッ飛んでいます(褒め言葉)。
しかも、出てくる登場人物が次から次へと、美味しそうな、いえ、特徴的な名前がどんどん出てきます。
マロウリ、メロウリ、ザラメ、ショコレット……とても美味しそうな名前がならびますが、やはりピクルス・キュウカンバという名前が一番、切れ味があり、そしてひと味ちがいます。
そのピクルス嬢が駆けるは――軍事大国だったり、東方の神国だったり、果ては異世界へと――。
それぞれの地で、やはりそれぞれのトラブルや冒険があるのですが、ピクルス嬢は「シュアー!」の一声で、それらに挑み、そして全てうまくいく――そんな大活劇です。
現在進行形でピクルス嬢がまた冒険に挑んでいるこの物語、ぜひ、ご一読してみてはいかがでしょうか。
ではではノシ
軍事強国ヴェッポン国、武器の生産とその扱いに長けたこの国は防戦において無敗。その名門の武器商人キュウカンバ家には、凄まじい令嬢のお転婆娘ピクルスがいた。ピクルスは相次ぐ侵略、詐欺をも撥ね返し、破竹の勢いで進んでいくが……。(どこに進んでいるのかは知らない)
メインヒロインのピクルスを始め、個性の強い登場人物が所狭しと大活躍。テンポの良いストーリーと勢いの強い展開で見るものを圧倒する。食品を元ネタにした名前が多いが、その独特なネーミングはこの作品のハイテンションさを象徴し、その勢いに拍車をかけているといえよう。
ハイテンポハイテンションコメディの決定版。