63 カバヤ文庫のはなし。⑨

『おまけの名作』から少しはなれますが、考えてみればカバヤに限らずキャラメルというお菓子は子供向けのイベントや文化活動にかかわりが深いのでした。


●森永 沿革・歴史

https://www.morinaga.co.jp/company/about/history.html


 こちらによれば森永製菓株式会社がミルクキャラメルを発売したのは、大正二年です。

 翌年には、おなじみの黄色い箱入りのキャラメルが登場しています。


 戦前の話になりますが森永は、魔術の女王・松旭斎天勝しょうきょくさいてんかつとタイアップをしていました。天勝は子供向けの演目も得意です。大正4年(1915年)8月1日に有楽座国技館にて初の森永デー開催、天勝が出演しました。


●渋沢社史データベース

https://shashi.shibusawa.or.jp/details_nenpyo.php?sid=1490&query=%E6%9D%BE%E6%97%AD%E6%96%8E%E5%A4%A9%E5%8B%9D


 天勝はネットオークションに当時のチラシが出ていたりするのですが、その画像を見ると、明治キャラメルの協賛もあったようです。


 ちょっと横道にそれました。次回はカバヤキャラメルの昭和20年代、『おまけの名作』の記述に戻ります。


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