61 カバヤ文庫のはなし。⑦
「文庫券」の話題のつづきです。
〈ぼくの覚えているカードには、一枚で本がもらえた〈カバの王様〉がある。これは五十点の券であった。そのほかに、「カ・バ・ヤ・文・庫」と五文字をそろえるカードがあり、このカードは友だちと融通し合ってそろえた。〉
ほか、カバヤの本社に保管されているカードを確認したところ、奨学金十万円が当たるクジのついたカードがあって、ほか、一等高級自転車など、二等高級カメラなど、三等野球道具一式など、四等大型フランス人形など、五等高級万年筆などが景品となっていたそうですが、著者はカバヤ文庫に熱中していたので記憶になかったそうです。
また、カバヤ文庫のほかにも本があって、「パ・リーグ花形選手集」「セ・リーグ花形選手集」「歌のアルバム」等々の「カバヤ・スクール・グラフ」があり、「カバヤこども絵本」があったそうです。
絵本は、岡山県立図書館のこちらで二冊確認できますが、こちらのことでしょうか。
https://digioka.libnet.pref.okayama.jp/mmhp/kyodo/kabaya/manga/index.htm
それからカバヤ文庫入手の方法ですが、当初は集めたカードをカバヤの文庫係へ送付するシステムだったものが、資料がなく時期不明となりますがいつしかお菓子屋さんで交換、となったそうです。文庫のタイトルが数十冊になったあたりでそうされたのではないかと著者は推測します。
続きます。
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