60 カバヤ文庫のはなし。⑥
前回、カバヤ文庫一冊分のリライト料は、2万円くらい、という記述から、昭和27年あたりの2万円くらい、の価値を探ってみました。
しかし、ふと思った。2万円くらい、って、
(現在の価値で)2万円くらい、って意味かしら?
何度も読み返しましたが、そういう含みはなさそうだなあ。謎が深まりすみません。でも、100枚書いて現在の2万円くらい、では辛すぎだなあ。留保つきの話になりそうです。
さて、本文に戻ります。
「カバヤ文庫」は、キャラメルのおまけなので、まずキャラメルを買って、本と交換するカードを手に入れなければなりません。「文庫券」と呼びます。
文庫券50点で、一冊の本と交換になります。
さて、何枚集めればよいでしょう。
●大当たり 10点
●カバ 8点
●ターザン 2点
●ボーイ 1点
●チータ 1点
大当たり5枚を集めるのは大変そうです。
カードが集まらなくても本が読みたい人には、本代と送料でも受け取れたというのですが、本代120円と送料16円ということです。
牛乳1本14円の時代に一冊120円の本は、結構高価な感じを受けます。
ところで著者によると、このお楽しみのカードの種類はもっとあったそうです。
次回に続きます。
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