倉沢の読書帳。

31 子供たちはいつ小ネタの元ネタを知るのか。

　先日まで東映のYouTube公式では千葉真一の刑事ドラマ『大非常線』『燃える捜査網』を配信していたので、毎週千葉真一を見ていたのですが、それが終わって『ターゲットメン』が始まったので、今は毎週小林旭を見ています。渡り鳥！　銀座旋風児（ギンザ・マイトガイ）！

　で、小林旭で思い出した。『銀座旋風児』でのアキラの役名は二階堂卓也なんですけど、はやみねかおる先生、『都会のトム&ソーヤ』シリーズでしれっとこの名前のレギュラー登場人物出してますよね……シャドウ保育の二階堂卓也さんですよ。←読んでない人にはわからないぞシャドウ保育。

　あと、このシリーズ、さらりとウルトラQのネタもあったり。将来小ネタの元ネタに出会ったとき、元ちびっこたちはどう思うんだろう……

　原ゆたか先生の、かいけつゾロリシリーズも小ネタの宝庫です。あくまで時事ネタなので、リアルタイムのちびっこ読者は大きくなってから昔を振り返る楽しみにもなろうかと思うんですけど、いやまて。

　ゾロリのサッカーネタ（というかJリーグネタ）にどうして河童が出てくるのか、逆にリアルタイムじゃない今の読者のちびっこはどう思うのかな。モーモー娘。とかも。「昔こうだったんだよ」って、お父さんやお母さんに教えてもらうのかな。親子の会話。小ネタ。そうだとすると深い。

　児童読み物の小ネタ、成長後のちびっこ読者にどう効いてくるのか興味深いです。

　私の子供の頃はエンタメ系の児童読み物は、ズッコケシリーズくらいでしたので、ゾロリ世代の方のコメントお待ちしています。