28 旅と食事:内田百閒『阿房列車』①
ひと昔前はこの〈鍈〉の字がなかなか出ませんでした。今はこの通り出ます。
どうでもよい話からいきなり脱線して始まりました。汽車の話なのに縁起がわるいな。
夏に入り、アイスクリームの話を職場でもよくするようになりました。
アイスクリームと聞くと、私はこの『阿房列車』のアイスクリームのエピソードを思い出すのです。
錬金術(借金)で旅費をこしらえ、ヒマラヤ山系くんを従えて汽車の旅をする内田百閒先生ですが、お金がないのにアイスクリームが大好きです。
食堂車でアイスクリームを注文し、山系くんにもすすめますが、ものすごく薄い反応できっぱり辞退されます。
そのあたりを引用してご紹介したかったのですが、数日前まで部屋にあったはずの、その箇所が載っている『第二阿房列車』が見当たりません。なのでそのあたりは次回以降になんとかします。すみません。やっぱり脱線気味だ。
今手元にあるのは『第一阿房列車』『第三阿房列車』なので、パラパラめくりますと、汽車の旅なので、魔法瓶からウイスキーを飲んだり、バナナを食べたり、ヒマラヤ山系くんがキャラメルを無心に食べたり、シュウマイの話が出たり、なんだか食べ物からも旅情。
ではまた次回。
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