21 村上元三『次郎長三国志』

清水の次郎長ものはいろいろありますけれど、尾田栄一郎先生がマキノ監督の本作を原作とした『次郎長三国志』DVDボックスのジャケットを手がけられたときは、「マキノ先生好きなら早く言ってよ」と思いました。


村上元三の本作、次郎長が親分になるまでとそれからを、史実と虚構をバランス良く描いているのですが、講談などでおなじみの次郎長の子分たちが、一人また一人と増えていくのが、妙な奴がまたひとりまたひとり、とにかく楽しいのです。

もちろん映画の方も、若い森繁久彌をはじめ、のちに名優になる方々の演技の饗宴、ほんとに楽しいのです。


そう考えるとルフィがゾロに出会い、ウソップに出会い、の、最初の頃のお話のテンポ、なんとなく次郎長三国志につながるなあ。


ところで。


特撮好きとしてニチアサみてまして、今期のギーツもキングオージャーも、どちらも楽しんでおります。


キングオージャーの脚本家の方お若くて、1993年生まれということですね。では、物心ついたときには『ワンピース』やってますね!


意識されているのかどうかわかりませんが、チキューの五王国とかざっくりした舞台設定や、最初の頃の、個性的な王様たちにそれぞれの「らしさ全開の」熱い決めセリフを「どーん!!」と言わせちゃう流れになんとなく『ワンピース』を感じて見ていました。


てことは、映画の『次郎長三国志』→『ワンピース』→『キングオージャー』、なんかソウルな部分でつながってますか? つながってたらいいなあ(笑)


といういつもの妄想で終わります(笑)

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