応援コメント

第28話 精神科の研修と、バイクでの通勤」への応援コメント

  • やはり閉鎖病棟というのもあるんですね。

    かなり昔の戦隊もので、敵の幹部同士のしのぎ合いがあり、敗れた方が精神を病んでしまって、身元不明の人間として病院に保護され、「一生治らないらしい」と関係者にささやかれながら閉鎖病棟に連れて行かれて…「続く」となった回があったことを覚えています(もちろんこの幹部はその後二度と登場しない)。
    今思うと、戦隊ものでよくやったなあ、感受性の強い子どもなら泣くレベルの演出だぞ、もう現代ではできないだろうなあ、という話でした。これも時代ですかね…。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    「閉鎖病棟」というと仰々しく感じますが、普通の病院の病棟で、窓から出られない(あるいは落ちることがない)ように「格子」(と言っても、最近のものはデザイン性が高く、「鉄格子」の直線的な威圧感がないようになってます)がついているのと、病棟の出入り口がカギ付きのドアとなっているので、鍵を持っている人でないと出入りできない、ということくらいが特殊なところで、あとは普通の病棟とそれほど大きくは変わりません(保護室は別です)。

    精神科病院は結構大きな病院が多く、スペースもある程度広くとられているので、閉鎖病棟内に、ロビーのようなスペースがあって、ソファが置いてあったり、床に直接座れるようになっていたりして、「閉鎖感」はあまり感じません(出入りするときは不便ですが)。

    閉鎖病棟に入院となる理由も様々です。躁うつ病の「そう状態」の人は、脱走して他人に迷惑をかけないため、「うつ状態」の人は「自殺防止」のため、「統合失調症」の人は、病状によって様々です。「被害妄想」の強い人は、「外から人が侵入できない」ということで安心しますし、妄想に支配された陽性症状の強い人(そう状態と似た感じ)は、脱走防止目的となります。

    躁うつ病、統合失調症でも妄想が強くて活動的(陽性症状と言います)な人は、投薬で改善し、退院する人も多いです。厳しいのは統合失調症でも「陰性症状」(人格の荒廃、妄想に支配されているが活動性の乏しい人)の強い人は、やはり退院は難しいようです。