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2024年10月8日 11:10
お邪魔します。以前NHKで”総合診療医”という番組があって数名の研修医の方と指導医にあたる先生がお芝居に出てくる”患者”の病気を診断するというものがありました。テレビをほぼ見なかった(時間的にみられなかった)のですが、これは好きで頑張って帰宅してみていました。当時は勤務柔道整復師で、たまに取り上げられた症例が外傷によるものだったりすると翌日は先輩や師匠と「(お芝居の)あれで○○はイメージしにくいよね」などと話していたことを思い出しました。またやってくれないかなぁ
作者からの返信
コメントありがとうございます。NHKの「総合診療医 Dr.General」、確かに最初のころは面白かったです。真っ当にビデオを見て病歴を整理すれば、正しい診断にたどり着けていました。ただ、「エンターテインメント」を意識し始めたのか、わずかな、「トリッキー」なシーンが診断の根拠、という、真っ当な臨床推論の仕方からずれていったので、仕事の影響もあり、見なくなってしまいました。ある放送回で「クローン病」という、消化管に炎症を起こす、比較的頻度の高い疾患が取り上げられていました。よくある症状の一つに「痔瘻(直腸末端部とお尻の皮膚の間に瘻孔ができる疾患)」があるのですが、その放送回の症例提示ビデオ、結局「患者さん坐っているシーンが一度もなかった」→「痔瘻が痛くて、実は座れなかった」→「だから『クローン病』」という展開で、思わずテレビを放り投げようか、と思ったことを覚えています。「クローン病」のよくある経過は、結構な腹痛、38度位の発熱、時に血便を伴う下痢が続き、「細菌性腸炎」にしては変だ、という事で下部消化管内視鏡をして診断がつく、というパターンです。「発熱」「腹痛」「血便」に全く触れず、「ただ『坐っているシーンがなかった』という事」から「クローン病に気づけ」という不自然な展開に腹が立ちました(笑)。
お邪魔します。
以前NHKで”総合診療医”という番組があって数名の研修医の方と指導医にあたる先生がお芝居に出てくる”患者”の病気を診断するというものがありました。
テレビをほぼ見なかった(時間的にみられなかった)のですが、これは好きで頑張って帰宅してみていました。
当時は勤務柔道整復師で、たまに取り上げられた症例が外傷によるものだったりすると翌日は先輩や師匠と「(お芝居の)あれで○○はイメージしにくいよね」などと話していたことを思い出しました。
またやってくれないかなぁ
作者からの返信
コメントありがとうございます。
NHKの「総合診療医 Dr.General」、確かに最初のころは面白かったです。真っ当にビデオを見て病歴を整理すれば、正しい診断にたどり着けていました。
ただ、「エンターテインメント」を意識し始めたのか、わずかな、「トリッキー」なシーンが診断の根拠、という、真っ当な臨床推論の仕方からずれていったので、仕事の影響もあり、見なくなってしまいました。
ある放送回で「クローン病」という、消化管に炎症を起こす、比較的頻度の高い疾患が取り上げられていました。よくある症状の一つに「痔瘻(直腸末端部とお尻の皮膚の間に瘻孔ができる疾患)」があるのですが、その放送回の症例提示ビデオ、結局「患者さん坐っているシーンが一度もなかった」→「痔瘻が痛くて、実は座れなかった」→「だから『クローン病』」という展開で、思わずテレビを放り投げようか、と思ったことを覚えています。
「クローン病」のよくある経過は、結構な腹痛、38度位の発熱、時に血便を伴う下痢が続き、「細菌性腸炎」にしては変だ、という事で下部消化管内視鏡をして診断がつく、というパターンです。「発熱」「腹痛」「血便」に全く触れず、「ただ『坐っているシーンがなかった』という事」から「クローン病に気づけ」という不自然な展開に腹が立ちました(笑)。