くう、凄く書きたいことが多くて困ってしまいます。
水芙蓉の所、新しい愛を見付けたのが、侘しさを感じました。勿論、芙蓉子さんのことがあるからです。この全てをかけて、人の心は、亡くなった、別離した人から、異世界へ来たとはいえ、新しい愛を求め、得られた。それだけでなく、ロタの名は……。名は、水芙蓉のロータスに、似ていなくもない。白い花、美しいのでしょうね。こちらでは、どのような結婚式を行うかは分かりませんが、白は、ウエディングドレスや白無垢などに使われます。策士だな! 作者様は。
とはいえ、これだけの大作をご執筆お疲れ様でした。また、堂々の完結、誠におめでとうございます!
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最終話までの完走。またレビューも、ありがとうございました。
物語開始時点で、英治は芙蓉子さんを亡くして二年が経っています。
それからあれこれあってこの最終話なわけですが、この結末に違和感を覚える方も居るだろうなと思います。
けれども彼は、自身の中で納得しています。
前話で言っている通り、すぐにロタを自分の恋愛対象としているわけでもなく。
大正時代をモチーフの一部としているだけに、顔も知らない相手との結婚が珍しくもなかった時代の人です。
それがこの世界では、時をかけてロタを知っていくことができる。
英治改めエッジは、新たな時代に生きていきます。
この国の結婚式に決まった衣装はありません。儀式的にもこうというものはありません。
強いて言えば羊と蛙料理をみんなでたらふく食べる、というものでしょうか。
エッジが転生前の記憶を元に、また違う形を提案するかもしれませんね。
労いのお言葉、ありがとうございました。
完結おめでとうございます!
素晴らしいエンディングでした!!
ロタの思う国の形を目指す統治。
コルピオは相変わらず渋カッコいいし、ワンゴは皮肉った喋り方をしても尻尾が正直ですね笑
蓮の花に蛙がいて、目の奥が熱くなりました。きっと芙蓉子さんがお祝いしてくれてるんですね。
これからエッジとロタの結婚式が行われるという締めくくりで、最後にメインタイトル『我が生涯を愛する妻に捧げよう』が出てきて、全私がスタンディングオベーションです。
法皇の夫となるなら、今度こそ生涯かけて妻をサポートするしかありませんね。お幸せに〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
異世界転生であっても、現代社会に通じる人の在り方のお話が随所にありました。
考えさせられるエピソードも多くあり、読み応えがありました。とても面白かったです!
また次回作も楽しみにしていますね!
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。また今回も欠かさず最後までコメントをくださってありがとうございます。
お褒めの言葉、これも毎回素晴らしいレビューもありがとうございます。
とてもとても力になっています。
ロタは支配者の座につきました。と言っても当人の言う通り、神と民の仲立ちという意識で居ますが。
実務的な面では、エッジが補助できるだろうと思います。
朴念仁の彼には、そういうほうが得意ですし(苦笑)
蛙の登場、伝わって良かったです。
最後にメインタイトルを配置するのはいつもなのですが、ラストの後に行われるだろう結婚式と合わせて考えれば、エッジ自身の気概と見えますよね。
実は意識していなかったのですが、意図している未来と完全に合っているのでこれも良かったです。
現代社会に通じるあれこれは、直接なものと比喩的なものと織り交ぜてあります。
社会派を気取るつもりはないですが、たまにはそういうのもアリかなと。
英治としては芙蓉子さんを心に抱きながら、亡き妻の遺言を守るという部分が最初は大きかったはずです。(前話まで)
それが最終話への時間で、少しずつロタ自身への自分の気持ちを受け入れています。
それはこれからますます加速していくでしょう。
物語開始時点で死別から二年が経っていて、読む方によっては節操がないと考えるのかなとか心配している部分であったりします。
作者としては英治はきちんと自分に向き合ったと思っていますけれど。
ともあれ国を背負う二人に、これからも色々はありますが、幸福に過ごすはずです。
最後に改めて、最終話までのお付き合いにお礼申し上げます。
また次の作品も、近いうちに披露させていただきます。
飽きられずお越しいただけるよう、頑張りますね。
なんと。
「結婚式」
異種族、いや、そんなもので括ってはいけないですね。
お互いを想い合えば十分。
良いエンディング。
ありがとうございました。
法皇猊下と皇配殿下。
お幸せに。
作者からの返信
@chukkichukichuki58さん、こんばんは。最終話まで欠かさずお越しくださってありがとうございます。
おかげで完結を迎えることが出来ました。
限りなく現実の人間に近い姿と言えど、異なる生き物というイメージはありますよね。
英治としても少なからずあったことと思います。
ただまあ彼はそういう人たちしか居ない(たまたまこの国だけですが)空間に居るわけで、それが当たり前という下地が早々に出来たのかもですね。
形から入る。習うより慣れろ、かもしれません。
理屈はどうあれ。仰っていただいた通りに、想い合っていれば十分です。
気の早いニクなんかは、子の心配もしていましたが。
ともあれ完結です。重ねてお礼を申し上げます。
また近いうちに別の作品を連載すると思います。気が向きましたら、そちらへもお越しいただければ幸いです。
最終話まで読ませていただきました。素晴らしいラストでした!!
ハンブルと呼ばれ蔑まれてきたエッジが、こうして新しい呼び名で日々を過ごしていること、その隣にロタがいること、さまざまな思惑が絡み合ってきた世界を変えていこうとする歩みをやめないこと。丁寧に描かれてきた彼らの足跡から、力強い希望を感じました。
水芙蓉の花に蛙を見つけたときの会話が、すごく好きです。英治と芙蓉子の思い出を優しく想起させる一方で、過去を慈しみながらも現在を生きていることを象徴しているようで、とても清々しい気持ちになりました。ロータスという異名も素敵です。ロタと出会ったことに運命を感じる、ロマンチックな一幕でした(*^_^*)
ラストでタイトルを見たときには、これ以上ないほど腑に落ちました。きっとエッジは、このタイトル通りの志を胸に生きていくのでしょうね。この世界で奔走する彼は、最高に格好良かったです。
このお話の世界に浸る時間が大好きでした。夢中になれる読書時間を、ありがとうございました!
作者からの返信
一初ゆずこさん、最終話までお付き合いいただきましてありがとうございます。
それに、とても深く読み解いていただいたレビューも頂戴して、感謝感激です。
現代からすると、エッジはとても古い価値観に生きてきた人間です。そんな彼がのたうち回り、死をも恐れず向かっていく。本作は基本的にそういうお話でした。
でも死をも恐れなかったチキは、あれで良かったでしょうか。
そういう対照がたくさん篭められたお話でもありました。
エッジ自身のは変わるべきところを変え、保つべきところを保ち、エンディングに辿り着きました。
たぶんその辺りを好ましく、楽しんで読んでいただけたんだなとコメント前半部分で感じました。
芙蓉子とロタの対照をするアイテムの一つとして、蛙がいます。
天上世界の華である、水芙蓉と蛙。かたや過去(記憶)の象徴、かたや未来(これからの人生)の象徴として。
ロタが芙蓉子の転生した姿というミスリードの意味合いもありました。
それら全て引っくるめて、最後の会話を好きと言っていただけたのに通じたのだと思います。
ありがとうございます。
エッジは芙蓉子との約束を自身の十字架として生きていくでしょう。
ロタとの約束が、磔のイバラになるかもしれません。
でもその反面、今度こそとロタと二人の未来を手繰り寄せる鎖にもなります。
きっと、必ず、どちらがどちらを看取るかケンカするくらい、仲良く長生きするはずです。
現代人にはない靭さをエッジに託しました。
最高に格好良いと言っていただけて、報われた思いです。
>このお話の世界に浸る時間が大好きでした。夢中になれる読書時間を、ありがとうございました!
もうなんと言いますか、これ以上にない賛辞をいただきました。こちらこそ、最後まで読んでいただいてありがとうございます。
良き読み手は良き創造の産み手、と私は考えます。もしもまたお気が向きましたら、別の作品にも足をお運びいただけたら幸いです。
最後に重ねて、もう一度御礼申し上げます。ありがとうございました。