拝読しに来るのが遅くなりました。コメント欄の作者様のお話しで、より理解が深まりました。一番分かり難かったのは、それで、エッジの動き、夜の街ではなく、話全体で、もう少しドストレートな所があるタイプだと私は思っていたのですね。ここで、考えをめぐらしているのですね。何かと信条もあるのでしょう。ロタとディランドを一緒に考えているのかあ……。うーむ。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。お忙しい中、ありがとうございます。
んん? 分かりにくいのは、エッジの行動についてということでしょうか。
もっとストレートに、悪く言ってしまえば直情的に動くと思っていた。が、そうではなかった。でしょうか。
エッジというか英治は、元陸軍中将です。数万以上の将兵の命を預かる身分として、自分だけの責任でどうにかなる部分と、そうでない部分を明確に切り分けています。
同じような意味でロタという人物についても、一人の女性としての彼女と国のトップに立つ司祭長としての彼女は別人格だと考えています。
というような考え方の部分はまた劇中で出てきますが、おおまかには理解いただけるかなと思います。
中将、いやエッジ。
若返った体を駆使して、さあ、調査開始。
外より来るハンブルの国内での滞在は認められていないのでしたね。
索敵途中、この世界の同族、所謂ハンブルに出会ったりして。
そこで意外な真実が明らかになったり。
もしや闇夜に蠍人に出会ったら、なんて妄想が暴走します。
あ、その前に腰ぬかしますがねw
すずめ様がご指摘の経済のお話。
私も興味あります。
作者からの返信
@chukkichukichuki58さん、こんばんは。十月も終わりですね。今日もコメントをくださってありがとうございます。
正確には「顔も隠さないハンブルが袋叩きにあっても、誰も取り合わない」という感じですね。
もちろん隠していても、夜間や裏通りなんかでは同じことです。
夜に蠍人ですか。私は気を失う自信があります。
まあまだ名前しか登場していない蜥蜴人なんかも、かなり怖いと思いますが。
陽澄すずめさんがご指摘の件は回答が長くなったので、すみませんがそちらを参照いただけると助かります。
編集済
ええと、すみません、またちょっと疑問が……
そもそも、皇帝が「港の街への出立を早めた」ということが、他の種族を出し抜くことになるんですか?
早く移動した方が何か有利?
森の民が独自の畑を持っているのを、砂の民に対して明かせないというのも、ピンときませんでした。
ロタが「基本的に財布は別」と言っているので、自給自足していてもおかしくないように思うのですが……
エッジの細かな疑問の前に、種族間の経済的な取り決めや力関係など、基本事項の説明があるといいなと思いました。
読み飛ばしや理解違いがありましたら、ご容赦ください(><)
【追記】
丁寧なご返信ありがとうございます!
加筆修正された部分含め、もう一度読み返しましたら、すごく分かりやすくなっていました。
最初の方の「財布」のくだりの後、エッジの思考の中の「陸軍と海軍」の例えが秀逸で、すごく腑に落ちました。
これにより二者の関係性がくっきりしたため、「皇帝の企み」を探る流れもスムーズに理解できました。
さて、単独行動に出たエッジ。無事に目的を果たせるのか、緊迫感が高まりますね。
また次回も楽しみにしています(=´∀`)
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
それにありがたいご指摘も、とても助かります。
●エッジは
「出立を早めたことが他の人種を出し抜くこと」
と言っているのでなく、
「中身が何か分からないが、出し抜くような何かをやっていて、それと関連して早める必要があったのでは?」
と推測しています。
分かりやすくする為に、以下の文章を追加しました。
"もちろん度を過ぎれば、謀反なり叛乱なりが待っている。だのになぜ、意味もなく出立が早められたのか。
想像できるのは一つ。皇帝には意味があったからだ。"
●秘密の畑の件についてですが、説明不足でしたすみません。
財布が別。とは森の民と砂の民という区分でなく、
「国全体の運営をする皇帝と、信仰や医療に関わる運営をする司祭長(ロタ)の財布」
という区分です。
その上でロタは、森の民だけに融通できる作物を用意していると言いました。
またそれには税がかからないと言っているので、他の作物には必ず税がかかることが分かります。
これは皇帝の政治領分を侵し、有事には砂の民など見捨てるという意思表示に近い行為です。
ので、一触即発なわけです。
これを分かりやすくする為に、まずロタのセリフを変更しました。
"ええ。皇帝の預かる国の運営部分と、司祭長の預かる聖殿の運営部分は、基本的に財布が別なの。"
またエッジが一触即発と理解する部分に以下の文章を追加しました。
"彼女は言った、国の運営と聖殿の運営は財布が別と。つまり国民に飯を食わすことは、皇帝の領分だ。そこに森の民と砂の民の区別はない。
だのにロタは、他の作物にはかけられる税を勝手に免除し、砂の民の目には触れない流通を確保している。
仮に飢饉が来ても、森の民だけを救う備えとして。"
●今日のお話を纏めると、
・ロタは皇帝に黙って何かやっているだろ?
・でもきっと皇帝も何かやっている。そのせいで出立を早めることになったんだ
・何だか分からないそのことを、ニクは気付いたんだろう
・だからロタが何をやっているか教えろよ。きっと皇帝が考えることも似たようなものさ
という、エッジが想像だけを重ねた推理のお話でした。
これを想像で終わらせない為に、「想像を裏付ける結果を見つけることだ」と彼は考えています。
伝わったでしょうか。
もちろんこの補足がなければ伝わらないというのではダメなので、分からなければまた教えていただけるとありがたいです。
ロタが釘を刺したときの「最初から人の発言を押さえつけるのは、自分の狭量を示すだけよ」という台詞が心に響きました。信仰に厚いチキは悪い人ではないのだと伝わってきますが、やはり今のままでは話が進みませんからね。エッジとの関係も、この事件を通して変わっていけたらいいのですが、時間が掛かるかもしれないなあと考えながら読ませていただきました。
重厚な世界観の物語を、これからも追いかけていくのが楽しみです。
作者からの返信
一初ゆずこさん、こんばんは。コメントくださってありがとうございます。
ロタも年齢のわりに様々な立場に立たされた人なので出てきた発言かなと思います。
人の集まりの中でチキのような人が重要なこともありますが、柔軟性に欠けるのは間違いないですね。
時間を経るごと、少しずつそれぞれの関係は変わっていきます。
エッジとロタも、エッジとチキも。
変わらない部分もあって、その対比がまた新たな感情を生むことにもなります。
あれこれ絡み合った物語ですが、結末を見届けていただけるなら嬉しいです。