鏡の世界に吸い込まれた桂木と御代。その鏡の中の世界では悪魔の暇潰しの遊興として、人間たちに生死をかけたゲームが行われ、桂木たちはその世界から抜け出すために、そのゲームに参加することとなる。果たして桂木と御代は彼らと同じようにしてこの世界へやってきた人々とのデスゲームに勝ち抜き、悪魔たちの支配する鏡の世界から脱出できるのか?
次々に桂木たちが挑むことになるデスゲームの設定が堅牢かつ明白で、解き応えのあるものに仕上がっています。ゲーム参加者の思惑や対戦相手の戦略を見抜き、そして一見クリア不可能にも思える悪魔からの難題を、頭脳明晰な桂木が鮮やかに切り抜けていく姿に痺れました! 決して肩透かしを喰らうことのない、秀逸なデスゲーム・ノベルです。
この物語は、突然鏡の中に引き込まれ悪魔の暇つぶしの為に命を掛けたデスゲームを始めるという緊迫感のある物語です。
テレビドラマや映画では頭脳戦物をよく見ていたのですが、活字で読むと主人公達と一緒にゲームのルールを考えながら答えを導き出す楽しさが倍増します!
この物語では主人公である明るく元気な御城と冷静沈着な桂木が正反対の特性を持ち併せゲームを進んでいくという緩急のある展開を楽しませて頂いています。二人のボケとツッコミはほっこりと笑えて、デスゲームが始まると一気に集中して進む素晴らしい展開!
特に冷静沈着な桂木はこの作品において大きな見所を生み出すキーパーソン!
そして、あらゆる面でイケメンを発揮しています。
一気読み間違い無しのおすすめの作品です!