12月1日
今日は、胸の痛みのせいで十時ではなく八時に起きた。
でも、何だかとても清々しい気分だった。
私は寝室で食事をした。 朝食はパン一切れと牛乳にコーンとじゃがいも、ほうれん草を混ぜて煮たスープだったはずだ。
全て食べて、お腹も一杯になったので少し庭を歩こうとした時に、誰かが寝室のドアをノックした。
私は少しびっくりしたが、「今開けよう」と言ってドアを開けた。
ドアの向こうに居たのは、愛しい愛しい、孫のエルンとアイリスが居た。 私は笑顔で2人を部屋に通した。 するとアイリスが手に持っていた1輪の花を「じいじに、お花あげる」と言って、くれた。
私は花を貰うと執事に「花瓶を持ってきてくれ」と言い、執事が持ってきた花瓶に花を入れた。
その後は、エルンとアイリスが庭で遊びたいと言うので、私は杖を持って一緒に庭へ出た。 エルンとアイリスは庭へ出るなり、庭を縦横無尽に走って行った。 私は噴水近くのイスに座り、それを眺めてた。 いつの間にか私は寝てしまい、警備隊がお昼近くに起こしてくれた。 私が警備隊に「孫はどこにいった?」と聞くと、「土で汚れてしまってたので入浴してますよ。」と警備隊のリーダーが優しく答えてくれた。 私は警備隊に軽くお辞儀をして、寝室に戻った。
昼食は実に楽しかった。 昼食はカモのローストとほうれん草と卵の炒めたもの、そしてパン二切れと牛乳だった。 私は孫たちと昼食を一緒に食べ、国の歴史を話した。
食べ終わると孫たちは私のベットで寝てしまったので、私は着替えて馬車で城下街まで出かけた。
私が馬車を降りると、歩く住民たちに挨拶を交わしながら散歩をした。 散歩も終わり馬車に戻る途中、ギルドが賑わっていたので顔を出した。 ギルドは、我が国民を魔物の脅威から守る重要で不可欠なのだ。 ギルド長や冒険者たちと軽く不満などの話をして、ギルドを出て馬車に戻った。 私邸に戻る時に、ギルドで聞いた不満などの話を執事にメモをさせた。
今日は、夜に舞踏会が開かれた。 私は孫たちと一緒に参加した。 私はイスに深々と腰掛けた。 孫たちに「美味しいものをたくさん食べて、踊ってきなさい。」と言った。 孫たちは「ありがとう、じいじ」と言って、両親と共に広場に出た。 私は、人々が楽しく踊ったり、話たりする様子を見るのが好きだ。 夕食は、舞踏会で出されていた、チーズとワインとクッキーを取りに行って、食べた。
舞踏会は、深夜まで続いた。 孫は二度めの九時頃に眠たいと言ったので先に寝させた。 私もすぐに眠くなったので、舞踏会が終わる前に寝室に行って着替え、ミヒャエル大臣に「舞踏会が終わったら、貴族たちを送るように」と言って寝た。
あとがき
皆さんは私の作品を読んで、皇帝に対して失礼じゃないか? と思われる方も少なく無いでしょう。
ですが、皇帝は国民に寄り添いって国民第一の政策を取ってきました。 一時期は国民王や親愛王と呼ばれていました。 ここまで言えばもうお分かりになるのでは無いでしょうか?
では観賞の皆さん、Gloria in auditorio
皇帝の残り1ヶ月の日記 スミス侯爵 @Smith_Wellington
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