※レビューは内容勝負ということで星の数は適当です。淡々と静謐に書かれた文章をして「詩のようだ」と書くのはあまりに陳腐で嫌だったので無い語彙を漁って捻り出せたのが「真っ白の壁にかけられた絵画のようだ」でした。うむ、これが限界です。余計な雑味や虚飾が取り払われた清廉な滅亡です。これでいいのだと思う気持ちもあり、こんな綺麗には終わっちゃくれないだろうなという絶望もあり、と滅びの美学を完遂できない我々人類に思いを馳せました。