第7話 乗車

休日ということもあってか席はほぼ埋まっているだろうか。

空いていた優先席に座った。

優先席は座り心地がいい。

なぜならあまり座られないからまだクッションが潰れていない。


電車が発車してから何駅か過ぎた。

ほとんどの乗客はすでに降りていった。

ここからは山が続くため景色が田園風景に変わっていく。

夏の心地よい風と空が心臓に響く。


ついには車内から乗客は私しかいなくなっていた。

そろそろつくか?

電車で3時間は案外長く短いものである。


「次の駅は熱海、熱海、next stop is Atami...」

車内アナウンスが響き渡る。

192kbps 24bitで。

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また目が覚める かっぴーTAKA @kappy_taka

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