このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(660文字)
吸血鬼ものは遠い昔に読んだ『カーミラ』以来。確立されたキャラクターと豊かな描写に引き込まれました。無理やりな展開は無い一方、緩急がしっかりついていて退屈しません。雨が重要なキーワード、梅雨時の今こそオススメします。
50話ほど読んでの感想です。ヤンデレモノはヒロインがいかに主人公に執着を持っているか?に焦点を当てがちですが、この作品は主人公の心情が物語の根幹にしっかり関わっていてめっちゃ面白かったです。ヒロインと主人公、それぞれに葛藤があり、そこにヤンデレの要素を愛がただの一方通行にならないように上手く取り入れてるのがすごく好き!
ヤンデレ要素を含む小説はよく更新がされてなかったり、読んでて中弛みしてしまったり、展開がどこかで見たことある気がしたりが多い印象があります。ですが、この小説はそんなことがありませんでした。読んでてどこにも違和感の様なものがない設定の緻密さ、あっと驚かされる伏線回収、何よりヒロインがとてもゾクゾクさせられます。この作者さんには情熱を感じますね。是非読んでみて下さい。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(142文字)
ヤンデレ界隈には類のない設定の作り込みだと思います。話の最初に必ず引用があるのがこの作者さんの特徴だと思いますが、入念な下調べが窺えてすごい。。病的に好意を抱くって通常有り得なくて、その理由付けがヤンデレの肝だと思ってるんですが、この人はそのところも抜かりないです。話の展開的にはこれからですが、めちゃめちゃ期待してます。