第5話  廊下にて

体育直前の休み時間。

みんなが体操着に着替え始める中、トイレに行きたくなったため、廊下を走っていた。

前の授業が、移動教室なだけあって、時間が押している。

まだ制服だ。急がなければ。


目の前の角を曲がると、トイレに着く

急いで角を曲がろうとすると、そこには、移動教室から帰ってきた石塚くんと、奥山くんが2人で歩いていた。


叫びたくなるのを我慢したのもつかの間、走っていたため奥山くんとぶつかりそうになってしまう。必死に、避けようと体を捻る。


すると、石塚くんは、奥山くんの腰に手を回して、自分の方へ引き寄せていた。



危うく叫ぶところだった。

素でやっているのなら尊い。素でなくても尊い。



______________________________________


遭遇者 我


トイレに行こうと走っていたら角のところで奥山くん、石塚くんと鉢合わせみたいな感じになったんだけど、ぶつからないように的な感じで、石塚くんが奥山くんの腰に手を回してた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私の目が悪いのか君達の距離感がおかしいのか 結城 うか @_uka_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ