編集済
アレクサンドラ皇后、
・ヴィクトリア女王の孫という意識が強くて英国生活の経験があるクセに、イギリス流の立憲政治や議会制への理解がゼロに近い
(そのくせ自分は恋愛結婚という、近代的な人権思想の恩恵をちゃっかり享受しているが、その辺の矛盾にも気付いてない)
・ヴィクトリア女王の孫と当人は自己規定してるが、ロシアの民衆からは「ドイツ女」と認識されて(てドイツが敵国になったら立場がヤバい)点に、これまた気づいてない
・セールスポイントだったはずのハノーファー朝との婚姻外交が、アレクセイの血友病のせいで凄まじい裏目に
・夫婦共にメンタルが折れやすいせいで、片方がやらかした時にもう片方がストッパーにならない
と、長年積み重なった欧州貴族制度の駄目な部分が、ロマノフ王朝の積弊とヤバい具合に化学反応を起こしちゃってますよね。
彼女個人の問題というより、伝統的な君主制自体が、来るべき第一次世界大戦でドミノ倒し的に崩壊していく先ぶれだったのかも。
作者からの返信
歴史が長いと伝統や釣り合った家同士の結婚を重んじすぎると結局数が少なくて親族同士の結婚になって仕舞うんですよね。
ハプスブルクも似たような感じで、遺伝病の人が多かったとか。
君主制は政権が変わっても相手国が君主制なら外交関係が維持出来るメリットがあるので良いのですが。
編集済
アレクサンドラ皇后、ロシア帝国の国民から憎まれて当然ですね。下手したら、血の日曜日事件の発端は、ニコライ2世を誑かした原因は彼女だと言われかねないので。
史実の2月革命でも民衆と軍部、全てから見捨てられるんです。
パンとサーカスを民衆に施せない皇帝は、ローマ皇帝の末路で分かるでしょう。
ニコライ大公、ゲオルギー殿下と協力してください。マリア皇太后様と対応策を話し合ってください。
作者からの返信
マリア皇太后並みに社交的であったら良かったのですが、無理強いは出来ませんしね。
ニコライ大公は知識人とのパイプがありますので上手く活用してくれれば何となるかな。
そもそもハノーヴァー朝(→ウィンザー朝)の君主って4分の3くらいはやらかす人がいて、残り4分の1が名君としてイギリスの命脈を保ってた感じなので、ヴィクトリア女王の子や孫がやらかしてもしゃあないというか、
ヴィクトリア女王自体も夫のアルバートの助言がなければかなりあぶなかった気もするし。
作者からの返信
ナポレオン戦争時代の王様ジョージ三世も治世後半で精神疾患になり息子に任せていましたし、第一次大戦後のエドワード八世は王冠を捨てて女性の元へ行ってしまいました。
色々問題がありそうですが、そんな人間でなければ英国という国家を抱くことは出来ないのでしょう。