第4話

投稿期間が開いてしまいごめんなさい。

たくさんの評価ありがとうございます。これからは名前を書かなくなると思います。皆さんのおかげの変化なので、ご理解のほどお願いします。

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「あっぶねぇ」


現在、ゴブリンと戦闘中。

普通なら切るか潰して終わるのだが、草木を操り不意打ちしてくるので長期戦になりつつある。


親父との話し合いの後に魔王城に向けて出発したのだが、魔王城に行くには死呪の森を抜ける必要があるんだが、


「いちいち強い」


草木をかわしながら悪態つく。どうしたものか。


「『スキル、強欲』」


その能力。借りるね。


物体の操作か。強そうだな。欲しくなった。


剣で草木を切りまくり、一気に動かす。


「ぐぎゃゃゃ」


一気に詰める。狙うは心臓。鳩尾に刺さり、血が出る。しかし、最後の力を振り絞り草木を飛ばしてくる。


残念。刺さった時点で君の負け。


鳩尾から上に向かって振り上げる。

顔を真っ二つに切り裂く。飛んできていた草木は力無く地面に落ちていた。


『スキル、料理』


紫色に光る球を飲み込む。


<獲得>

<物体操作>

<少量の物質を操作可能。物理法則を無視。>


<覚醒>

<無生物操作>

<生物以外全てを操作可能。>


やっぱり強いな。ここ抜けたくらいには最強になってんじゃね?


そんなことを考えながら素材を剥ぎ取る。あまり美味しくないが金にはなる。剣も新調したいしな。


クリアリングしながら森を歩く。しかし、おかしい。


あれ以来、魔物が出てこない。

しかも、木が少し燃えていたりする。


何があったんだ?


木の皮に触れたと同時に背筋が凍る。

少し先に何かがいる。


少し奥に開けた場所がある。

それを見た時に恐怖が全身を支配する。


こんなに目が効くことを恨んだ日はないだろう。


目のあるはずの位置に蛇が細く蜷局を巻いたような濃い藍色の細長い角。肌は黒いが体のヒビが入ったところから赤く光っている。爪は長く、背中には触手のようなものがみて取れる。


しかも、口は焼きただれてギリギリ肉が少しくっ付いているくらい。まさに恐怖しかない。


しかし、人間が襲われている。逃げる選択を取れるなら救う。逃げないなら置いていく。


しかし、もう一人必要だ。誰かいないか。まぁ居るはずもないが。


そんなことを考えていると、衝撃波がとどく。


やられたか?と思い見てみると化け物と正面から見合い後ろの人を庇うように見ている人がいる。


髪はストレートで赤色。均整の取れた顔はどこか幼く、しかし、睨みつけている顔は圧を感じる。細い体はモデルのようで、手には杖を持っている。


僕はこの人に見覚えがある。




この人は勇者の幼馴染。シィティール。みんなにはシィティと呼ばれている、賢者だ。


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少しずつ投稿ペースを戻していきます。お待たせしてすいません。


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底辺スキル【料理】を持つ僕は追放されたけど覚醒したので世界最強 笹篠巴 @daiagunesu

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