君がいない…
あなたがいたはずの日々
ため息に染まる未来
何が正しかったんだろう
涙も流せないまま
もう戻らない影を探しては
いつも辛くなるだけで
早くやめてしまいたいはずなのに
それがあなたを忘れてしまうことのように
とても寂しく感じられてしまうから
情けないなと笑われたり 大袈裟だと諭されたり
誰が僕を慰めてくれる? あなたはもう居ないのに
別れの言葉なんて
要らないはずだったけど
今はあなたの言葉に触れたがる
わがままな心が壊れそうに痛い
立ち止まったまま 12月の寒空の下
あんなに暖かかった太陽も 美しかった月さえも
今の僕には見えない
ディレイがかかって 輪郭がぼやけて
淡く 弱く 消えそうになるその音が
あなたの声だけ連れてくる
あなたがいたはずの日々
もう目覚めなければいいのにと
あれ程願ったのに
また 目障りな『今日』が
カーテンの隙間から
あの頃のままの部屋を照らす
ごはんはいちごパフェ 加藤ぶどう @GAT-X1105NK
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