次回予告 第6部『あのお方が来る』

あ、はい、こんにちは

山崎 明莉です

えーと、うん、大丈夫、元気ですよ


あ、顔赤いですか?

なんか熱くて

実は、大変なことになったんです

私は『山崎』じゃなくて『明莉』になってしまいました

これ、この気持ち、どうしたらいいんでしょうね

たぶん、皆さん待ってましたよね?

もちろん、私も待っていました

待っていたというか、グイグイ押してました


でもですね、いざその瞬間が来るとですね、もうわけわかんなくなっちゃいましてね

えーと、喜んでいいんですよね?

いいですか?

喜びますよ?

せーの、でいきますからね


せーの


キャー! にゃー!

健司おじさん、いえ、健司さんの彼女になってしまいました!

ええ、彼女です、かーのーじょー

恋人でもいいですよ

しかも、健司さんから告白!

繋いでもらったこの左手は、もう洗いません!

嘘です!

不潔なのは嫌われてしまいます


いいですよ、もう、このお話終わりでいいです

『健司と明莉はその後結婚して幸せに暮らしました』で終わってくれていいです

お疲れ様でした!


え? 続く?

あ、これ次回予告でしたね


えーと、次回は第6部『あのお方が来る』です

あのお方ってもしかして、流れる……いや、なんでもないです

とりあえず、お楽しみに!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る