全てが覆る。

私自身がこの小説を読んだのは、コロナ禍も過ぎ去った2025年9月30日であるが、当時の鬱屈さを思い出しつつ、「牛糞」という強い単語を使う作者の実相はいかなるものか…と読み進めたが、最後の数行で全てが覆り、頭の中にあった主人公象がかき乱された。この小説に辿り着いたのは、偶然であるが、読んで良かった。

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