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私は、泣きながら猫に目を向ける。そして、血だらけの猫を手に抱き、近くの土に埋める。
「ごめんね・・・・・・守ってあげられなくて」私は、泣きながら言う。
そして、私は知った大切なものは手元に置いていないといつかは他人に壊されるそう考えた。
次の朝、警察が私の家に来た。猫が殺されたことの話を聞かれた。私は、昨日あったことを全て話した。そうすれば、殺したあいつらが捕まる、そう思ったからだった。
でも、2日後のことだ。警察が再び私の家に訪ねて来た。あの少年が捕まえてくれたのだと思った。でも、その期待ははずれた。
警察官から信じられない言葉が聞こえた。
「君が猫を殺したそうだな」
言葉が出なかった、なぜそうなったのか、訳が分からなかった。
それに、続きいきなり母が
パチンっと音がなった。そして、自分の頬がヒリヒリした。そう、母は私の頬を叩いたのだ。
とても、痛かったことを覚えている。
そのとき、私はどうしてそんな事をされたのかわからなかった。だって、私は、被害者なのだなのにどうして母は私を叩くのか理解出来なかった。
「警察として不問には出来ませんが、まだ未成年なのでこの事はおとがめなしということになりましたので」
「ありがとうございます!!ありがとうございます!!ほら、あなたも謝りなさい!!誰のせいでこうなったと思っているの!!」
甲高い声で母がそう言い、私の頭を下ろさせる。
すると、
「おとがめは無しですが、しっかりと娘さんの監督をしてください」
警察は、そう言って帰ろうとする。
父は、
「ありがとうございます!!今後このような事がないよう、しっかり教育します!!」
と言って、警察を玄関まで送る。
私は、ただ呆然と立ちつくす。どうして、こうなったのか、頭で理解出来なかった。
それからというのも、私の周りの環境はずいぶん、変わった。 近所や学校でみるみる噂になった。近所では、話しかけても無視されるようになり、学校では虐めにあった。
「犯罪者!!」
「おい、犯罪者!!良く、学校に来れるもんだな!!」
「猫殺し!!」
そんな、ふうに毎日毎日言われ続けた。
最初は、弁解したものの、警察や親にさえ信じてもらえないのに、周りに言ったところで結局変わらなかった。
そんなある日、あのときの3人組の不良少年を見た。私は、慌てて駆け寄った。
「どういうこと!!」
私は、少年1人をつかみ言う。
「すると、なんだよ!!テメー誰だよ!!」
私は、あきれた。あの事を人に擦り付けておいて、知らないなんて、一気に血が上った。
すると、不良の1人が、あっと言っていった。
「お前、あのときの女!!あれだって、俺らが橋の下で見つけて、イライラしたから猫を殺したやつ!!」
すると、他の2人も
「ああ、そう言えば」
と、今まで本当に忘れていたかのように言う。そして、掴んでいる男が面白そうに言う。
「あー、あのときの。そー言えば、テメー犯人にされたそうだな。マジウケるー」
「なんだっと!!」
私は、苛立ちながら掴んでいた腕に力を込める。すると、
「そう、怒るなよ。てか、俺たちの代わりに犯人になってくれて、サンキュー!!つかさ、テメーに恨まれる筋合いないんだわー。テメーは知らねえかもしんねーけど、テメーが犯人に代わってくれた分、テメー家に金がはいってるんだわww」
私は、少年が言っている言葉が理解できなかった。だから、
「そんなの嘘よ。そんなの、知らない・・・・・嘘をつくな!!」
私は、大声で言う。
「嘘じゃねぇーって、それに、現にテメーが犯人にされてんじゃん。てかさ、こんなことして言いのかぁー?」
と、少年はそう言い辺りを見た。
私も釣られて見ると、周りの人が集まりヒソヒソと話していた。
「ほらよ、さっさと行かねーとまた、言われるぞ?ww」少年は笑いながら言う。
私は、何も言わずに少年から手を離し、急いで家に帰った。
家に帰り、私は部屋にこもる。
ベットの上で人知れず泣いた。悔しかった。助けるべき父がお金を積まれ、ノコノコと娘を犯人にした。そんな、父が恨めしかった。やったことを揉み消す側と手を組んだのだ。
だから、私は父を問いただそうと思い。夜遅く帰ってくる父を待った。
父が帰って来たところ私は、話しかけた。
「父さん、ちょっといい」
父は私をみて言う。
「なんだ。仕事して疲れてるんだ、後にしてくれ」
父に素っ気なく言われても私は、諦めなかった。
「父さん、私を犯人にすることに加担して、お金をもらったの?」
私は、冷たく言う。
「誰に、聞いたんだ」
父は、私を見て言う。
「否定しないの?」
でも、父は
「誰に、聞いたんだってきいているだろ!!」
大声で言う。
「やっぱ、図星なんだ」
私は、確信すると階段を上って自分の部屋に戻る。
涙がこぼれた。本当に父は・・・・・・・。
父に失望した。私の中の父の存在が消えた。
それから、私は父を避けるようになった。娘を売るような男を父と呼びたくなかった。
次の朝、学校に行った。行きたくなかったが、ここを出て県外に出るためにも学校を辞めなかった。
昨日のことのせいか今日は、とても気分が悪かった。でも、虐めは休むこと無くされた。
多分、そのときは感情が上手くコントロール出来なかった。だから、いつもは気にしないことでもイライラした。そして、起きた。
私は、学校の授業後虐めていた女の達を椅子で滅多打ちにした。頭から血が流れていた。たくさんの悲鳴や私を制止する声も聞こえたが。そのときは、私の耳へは聞こえなかった。
その後、先生たちに取り押さえられて、両親がくるまで部屋で隔離された。
母や先生たちが話し合っていた。 でも、どうでと良かった。
母が駆け寄って、前みたいに私の頬に平手打ちをする。
「なんて事をするの!!どして、いつもいつもお母さんを困らせることしかしないの!?」
母が私の肩をもち揺らす。
そして、私は、言う。
「・・・・・もう、疲れたの・・・・・。」
そして、父が言う。
「被害者のご家族たちに誰が謝ると思ってるんだ!!」
その、言葉を聞き私は言う。
「謝る?あは・・・・あはあはあはは!!へぇー、そうなんだ私には謝ってもくれなかったのに?ww」
そっして、一気に全て溜めていた思いを私は吐き出した。
「猫を殺した事を私に、擦り付けることでお金をもらってたくせに!!私が、本当は無実だって、知ってたくせに!!お金が欲しいがために!!それに、被害者?お父さんがお金を貰わずに、私の事を無実だといってくれてたら、私は学校で虐められなかった!!なのに、私が全部悪いの?私のせいなの?お父さんとお母さんが仲良くないのも?」
目に涙を浮かばせなが言う。
すると、母は
「・・・・・・どういうことなの?」
と、不思議そうに父に目を向ける。
私は父を睨み付ける。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
父は何も言わなかった。
結局、先生たちに止められ車の中や家に帰ってからも話し合うことはしなかった。
どうしようもない話し まや @Maya-Syousetuka0814
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